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「なるようになる」がチャンスを引き寄せる必然 ばんばひろふみさんが言った「結果はひとつ」

東洋経済オンライン / 2024年5月30日 19時0分

「印南、いまおまえは苦しそうに悩んでいるよな。でも、苦しんで悪い方向に考えていくと、どんどんエスカレートして、悪い結果を呼び込んでしまうぞ。そういうもんや。

それに、苦しんでいようが楽観的でいようが、行き着く結果はひとつだけや。だったら楽観的でいたほうが楽やんか。『結果はひとつだ』と楽に考えていけば、それに見合ったいい結果が出るもんなんや」

本当にそのとおりだなと感じました。そしてそれ以来、なにかの問題に直面するたび、僕はこのことばを思い出すようにしています。

いまでは楽観的に考えることがすっかり根づいてしまったため、「のんきですね」などとツッコミが入ることすらあるのですが、それくらいでいい気がしています。

ゴールへのプロセスこそが「抗う」意味

どんな物事にもゴールはあります。そしてそのゴールの形は、自分の気持ち次第でどのようにも変わるものです。

だからこそ、抗いたいという思いを抱きつつも、なかなかうまくいかないという方には、ぜひとも記憶にとどめておいていただきたいことがあります。

ゴールへ至る「抗い」のステップ
①いまがつらくても、ゴールがあることを信じる
②迷いを捨てて、そのゴールを目指す
③ゴールの先にあるものこそがベストだと信じる
④そのプロセスこそが「抗う」ことだと理解する

まずは①。いまがつらいと、そのつらさが永遠に続いていくような気分になってしまいがちです。しかし現実的に、それはありえないことです。どれだけつらくても、生きている以上は地獄に落ちたわけではないのですから。

つまり、生きている以上は必ず、「なるようになる」形で物事にはケリがつくものなのです。いいかえれば、「ああ、やっとなんとかなった」と思えるその場所こそがゴール。

だからこそ重要なのは②。すなわち「本当にあのゴールを目指していいのかな?」とか「目指す場所が違っていたらどうしよう」などとウジウジ考えず、迷いを捨ててそのゴールを目指すべきだということです。

仮にその先にある場所が間違っていたとしたら、そこを目指しているどこかのプロセスで違和感を覚えるはずです。「いや、こっちじゃない」と、理屈以前にピンとくるのです。

それは人間が持つ"勘(直感的に感じ取る能力)"。したがって、もし勘が働いたのなら足を止め、また方向を修正すればいい。

そういうことを繰り返しながら進んでいけば、やがて必ず③、つまり「ベストだと信じられるゴール」は見つかるものです。だから、そこを目指せばいいのです。

もちろん、そうやって進んでいくことは決して楽ではないでしょう。しかし、そのプロセスこそが④。「抗う」ことなのです。

そして、そうやって抗って進んだ先に目指すべき場所、行き着くべきゴールがあるもの。いいかえれば抗うことは、自分に適したゴールにつながった道を示しているのです。

印南 敦史:作家、書評家

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