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「衣装箱に鉄アレイ」入れて捨てる人に言いたい事 「ごみと掃除の習慣」は人生の縮図といえる訳

東洋経済オンライン / 2024年5月31日 15時0分

だから「パートナーがきちんと分別してくれないんですけど、どう言えばちゃんと分別してくれるようになりますか?」って質問されることが多いんだと思う。

これ、本当にむずかしいですよね。

子どもに「宿題やりなさい」って言っても、「今やろうと思ったのに!」って、やらなくなっちゃうのと同じで、やってくれない人に何か言っても、聞いてもらえないだけでなく、「うるせえなあ」って反発されるのがオチだったりする。

じゃあどうすればいいのか。

僕が提案するのは、「相手を変えるのはむずかしいから、まず自分が変わっちゃおう」ということです。

相手にやってもらう前に自分がやる、または自分が楽しむんです。

放送作家、作詞家、作家、タレントなど、さまざまな分野で活躍して、東京都知事も務めた青島幸男さんの言葉に「仕事っておもしろがってやっているやつにはかなわないんだよ」っていうのがある。

僕はこの言葉が好きなんだけど、やっぱり楽しんでいる人ってパワーがある。しかも、その楽しいパワーは伝染する。

だから、そんなに楽しいならやってみようかなって、楽しむ気持ちを伝染させればいいと思うんです。たとえすぐに人が動かないとしても、だんだん動くようになるかもしれない、積み重ねの「はじめの一段」になるかもしれない。

自分の好きなタレントが「最近、ごみの分別に凝っているんですよ。きれいに分けられたら気持ちいいですよ!」なんてテレビで言っていたら、ちょっと分別に興味がわいてきませんか?

他人を変えようとするのっておこがましいし、自分も疲れちゃうから、まずは自分が変わっていこう。そして、それを楽しんじゃえばいいと思います。

そして、楽しんでもらうにはやっぱりエンタメ化するのがいい。

子どもにペットボトルの分別を教えるときも、ただ「分別しなさい!」と言うんじゃなくて「ペットボトルはどうやって分別するでしょうか?」とクイズ形式にしたりすると、おもしろがってペットボトルの奪い合いになる。相手に興味を持ってもらうには、エンタメ化すると解決するかもしれません。

生活の質を変えるいちばんの近道

ごみをきちんと出せるようになると、生活のスタイルが少し変わります。

ペットボトルも、捨てるときにラベルをはがすことを考えると、ラベルが少しでも小さいものや、ラベルレスのものを買うようになるかもしれない。

さらには、「そもそもペットボトルを買わないほうがいいんじゃないか?」って、考えるようになって、マイボトルを持ち歩くようになるかもしれない。

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