1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

中高生から「英検の勉強」はもはや遅い"理由3つ" 英語早期教育で、難易度高い級を取る子も増加

東洋経済オンライン / 2024年5月31日 16時0分

また、英検は年に3回もあります。ほかの科目の勉強や、部活動など、時間があまり取れない中高生だと、「とりあえず次回の受験のタイミングでいいかな」「今はまだ、準備不足だし」と考えてしまいがちです。

このように後回しにしてしまうと、その次のタイミングでも、また同じように「まだ時期じゃない」と考えてしまいます。そして、挑戦しないから、合格を勝ち取ることもできないわけです。

そういった意味では、小学生の場合は、いい意味で「怖いもの知らず」な生徒が多いです。自分に学力があるか・ないかを考えずに、貪欲にチャレンジできます。そしてそのほうが、英検は取得しやすいのです。英語に対する苦手意識が出てしまったり、時間がないことを言い訳に使えるタイミングではないときのほうが、成績は上がりやすいです。

小学生のリスニング能力は高い

2つ目は、「習得の早さ」です。

私自身、生徒に教えながら、中高生と比べると、小学生のほうが、外国語の勉強の習得は早いと実感しています。

これはよく言われる話でもありますが、小さい子どものほうが、英語の習得スピードは早く、教える側のほうが驚かされることも多いです。

特にリスニングの能力は高く、難しそうだな……などといった先入観もないので、どんどん聞き取れるようになります。

ちなみに、子どものうちに英語が聞き取れるようになると、その後の人生においても、その基本的な能力は衰えることなく、英語が得意な子に成長するケースが多いです。そのようなことからも、小学生のうちに英検に挑戦することには、意味があると言えるでしょう。

3つ目は、「英語を勉強する時間」の問題です。

これもよくある話なのですが、中高生になると、ほかの勉強との兼ね合いや部活動もあって、なかなか英検の勉強に時間を割くことができません。

例えば、「学校が忙しいから」とか、「部活が忙しいから」、「学校の宿題が多いから」などといった理由で、英検のための勉強に時間をかけない子・かけられない子も多いのです。

小学生の場合は、あまりそのケースはなく、一度英語学習にハマってしまえば、何時間もずっと勉強する、という子どもたちが多いです。

以上のように、幼いうちから挑戦するほうが、英検に合格できる可能性は高まります。そういった意味では、「うちの子はまだ、英検は早いかな」と思っている親御さんであっても、子どもに英検を挑戦してもらうことの意義は大きいのではないかと思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください