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成功者の参拝での祈り方には2パターンあった 強運を呼ぶ込むために大切なある共通点

東洋経済オンライン / 2024年6月2日 18時0分

日本の神様は「命(みこと)」を持つ存在だったことを思い出してください。つまり、「威に乗る」とは神様の使命にそう(沿う・添う)ことを意味します。

日本の神様は、自然+ご先祖さまです。自然の神様の使命は、自然のはたらきそのものです。自然は我々に恵みも害ももたらします。そんな自然のはたらきに沿って我々は生きてきました。

一方、神様としてのご先祖さまの使命は、ご先祖さまを含む私たちがつくっています。人々は神様にさまざまなことを祈り願いますが、ご先祖さまから現代にまで続く思いが、神様の使命になります。

洪水に悩むまちに住む人々が、水害がおさまって欲しいと神様に願い、水害がおさまってよかったと神様に感謝し、そんな大昔から続く人々の思いが「神様の使命」として神社に集約され、参拝した人々に伝わります。

神様の威に乗るとは、自然の流れに沿い、ご先祖さまや今を生きる人たちの思いにより添うこと。自然の威や人々の威にただ素直に乗るのです。

自分の「意を」宣ること。自然や人々の「威に」乗ること。

「意を宣る」は主体的・能動的ですから、自力を出す力を高めます。

「威に乗る」は依存的・受動的ですから、他力に頼る力を高めます。

車の両輪のごとく、どちらの「祈り」も強運を呼ぶのに大切です。

「自己コントロール力」が身に付く

成功したビジネスパーソンの祈り方には、さらなる共通点があります。それが定期的かつ継続的な社寺参拝です。著名人だけでなく、こうした事例は、私の周りでも耳にします。

「毎月1日に必ず神社参拝をするようになってから、大きく変わりました!」

ある営業パーソンの報告ですが、営業の技術に磨きをかけられて、今では年商5億円を超える会社を経営されています。

この毎月1日の参拝は「おついたち参り」といって、多忙なビジネスパーソンでもひそかに習慣にしている方達がいます。

なぜ1日なのでしょう?

多くの神社では「月次祭(つきなみさい)」といって、毎月1日と15日に、安泰や繁栄などを願う月ごとのお祭りを実施しています。特に1日は、無事に過ごせた先月への感謝と、新しい月の無事を祈るのに、ちょうどいい区切りの日です。

ちなみに古代から中世におこなわれた元々の月次祭は、大臣以下が参加する国家祭祀で、年に2回、陰暦の6月と12月の11日におこなわれました。伊勢神宮をはじめとする朝廷に選ばれた主要な神社が国家安泰と天皇の長寿を祈ったとされます。

「だったら、1日じゃなくても11日でも15日でもいいんじゃないか?」と思われる方がいたら、それでもいいと思います。月末に参拝する方もいます。

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