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申し込み殺到「JRE BANK」特典"フル活用"のコツ 日常的に使いやすいのは「Suicaグリーン券」

東洋経済オンライン / 2024年6月4日 7時30分

JR東日本エリアの電車(定期券区間は除く)に乗ったり、えきねっとで乗車券を購入することでも貯まるなど、ポイントは貯めやすいほうだが、どこかにビューーン!の特典を年12枚使うためには、年4万8000ものポイントが必要になる。単純計算で年480万円の買い物をする必要があるというわけだ。また有効期限が約6カ月になるので、特典を多くもらっても特典を使うために必要な4000ポイントを貯められず、使い切れないケースが出るのではないかと思われる。

日常的に使いやすい「Suicaグリーン券」

3つ目の特典は、「(モバイルSuica限定)Suicaグリーン券」最大年4枚プレゼント。Suicaグリーン券は湘南新宿ラインや横須賀・総武線快速、東海道線などの普通列車のグリーン車で利用できる。料金は50kmまで750円、100kmまで1000円、101km以上は1550円となるのだが、この特典があれば乗車料金のみでグリーン車の座席が利用できる。

長時間立って乗車するようなときにグリーン車の座席が空いていれば、モバイルSuicaでサクッと登録して利用できるところが便利だ。

この特典の条件は、年4回の判定時に50万円以上の資産残高のみ。ただ、最大年4枚とこれまでの特典と比べると少ない。提供枚数が少ない=あまり利用してほしくない=利用価値が高い特典だということが想像できる。

Suicaグリーン券の有効期限は約3カ月になるが、仕事やちょっとしたレジャーで、年4枚くらいはラクラク利用できそうだ。足りない場合は、距離に関係なく基本JRE POINT600ポイントでSuicaグリーン券に交換できることも覚えておきたい。

JRE BANKにはこれら鉄道の特典のほかに、前述した銀行取引に関する特典がある。このJRE BANKプラスには5段階の会員ステージがあり、資産残高や銀行の取引件数によって提携ATMの手数料や他行への振込手数料の無料回数、銀行取引によるJRE POINT獲得倍率が変わる。

これらの特典の中で特に魅力的なのが、JR東日本の駅を中心に381台設置されているATM「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」の引出手数料が、会員ステージに関係なく何度でも無料になることだ。

3大メガバンクでは2020年や2021年にATM手数料が無料になる条件が変更になり、給与や年金の受け取り、投資信託の利用、紙の通帳をやめてインターネット通帳にするなどの条件が課せられるようになった。筆者はそれらの条件を達成できていないため、ATM手数料がかからない平日昼間に出金するよう心掛けている。

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