1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

世界初「ミスAIコンテスト」候補者に見る美の要件 表情分析家がトップ3を大胆予想

東洋経済オンライン / 2024年6月5日 14時35分

「The World AI Creator Awards」公式サイトより

世界初のAI美人コンテスト「The World AI Creator Awards(WAICA)」が開催され、日本時間6月3日(月)夜に候補者10名が選出されました。膨大なエントリーゆえ、当初5月10日を予定していた選出が、20日、そして28日にずれ、ついに発表されました。クリエイターらの関心の高さがうかがえます。

【画 像】理想の美しさ!? 「ミスAI」の候補者10人

AIによって生成されたモデルやインフルエンサーは、「美しさ」「技術力」「社会的影響力」の3つのカテゴリーから評価され、優勝者には「Miss AI」の称号が与えられます。1~3位のAIモデル/インフルエンサーを生成したクリエイターには賞金等が贈られます。

本稿では、トップ3の発表に先立ち、筆者の専門分野である表情・顔分析の視点から、受賞者を予想したいと思います。

100%AIで生成されたTOP10

選出された候補者は、ケンザ・ライリ(Kenza Layli)、オリヴィア・C(Olivia C)、アンヌ・ケルディ(Anne Kerdi)、ザラ・シャタバリ(Zara Shatavari)、アイアナ・レインボー(Aiyana Rainbow)、ラリナ(Lalina)、セレン・アイ(Seren Ay)、アセナ・イリク(Asena Ilik)、エリザ・カーン(Eliza Khan)、アイリア・ロウ(Ailya Lou)、の以上10名です。

【画像10枚】理想の美しさ!? ミスAIの候補者10人

評価カテゴリーの「美しさ」「技術力」「社会的影響力」ですが、公表されている基準はざっくりとしており、詳細は不明です。ゆえに、表情分析家としての筆者の専門分野の知見から評価基準を大胆に推測し、トップ3を予想します。

左右対称性や平均性

顔の「美しさ」の基準の代表は、何と言っても、左右対称性・平均性です。顔写真を複数集め、人工的に合成すると、個々人が持つ顔の特異性、例えば、しわやしみ、ゆがみが消え、個々人が共通して持つ特徴が強調され、左右対称かつ平均的な顔ができます。左右対称かつ平均的な顔は、免疫力・環境変化の適応度・繁殖力の高さのシグナルとなり、私たちに「美しさ」を感じさせます。

また、美人コンテストに入選している人々の顔写真を合成し、同様に平均的な顔を作ると、普通の平均顔に比べ、より美しく感じることがわかっています。いわば、究極の美人顔ということになります。

究極の美人顔は優勝しない?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください