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「人生いろいろ」価値ある出来事を見抜ける方法 嫌な出来事を好機に変えて人生を好転させる

東洋経済オンライン / 2024年6月6日 19時0分

出来事から、「気づき」「学び」「決意」「良かったこと」「予感」の内、どれかひとつを見つけ出し、意味づけます。それが、あなたがその出来事から得た価値です。

例えば、家族と夜ご飯を楽しく食べられて(出来事)、幸せな時間を過ごせた(良かったこと)とします。この良かったことが、あなたが出来事から得られたものになります。

例えば、会社の同僚から期末のフィードバックで「伝達の仕方が雑」というネガティブなフィードバックを受けて(出来事)、少し落ち込んだものの、新しいことを学ぶ機会だと決めた(決意)とします。この決意が、あなたが出来事から得たものになるのです。

「自分はその出来事からいったい何を得たのか?」を考えることで、出来事に含まれる価値・可能性を見つけ出す力がついていきます。

この意味づけスキルは正解がないクリエィティブな世界です。自分の納得感を大切にしてください。自分が納得していないものは、心にも残らず、行動にも落とせないからです。

この意味づけスキルを身につけていくことで、いつも無意識に見過ごしていた出来事、嫌な出来事にすらも、何かを得るチャンスが潜んでいることに気がつけるようになります。ちょっとやそっとの嫌な出来事に動じなくなり、「おっ、きたな。どう意味づけようか」とワクワクすらできるようになってきます。これぞ、人生を切り開くサバイバルスキルです。

情報量が多いほど意思決定ができなくなる

●選択肢を「絞る」スキル

絞るスキルは、日々起きるたくさんの出来事から、何が自分にとって大切なのか、自分の優先順位を見つけ出すものです。

なぜ、この絞るスキルが大切なのでしょうか?

情報量が多いほど、人間は迷い、意思決定ができなくなるからです。

品揃えが多いほど、「買う」という意思決定ができなくなる「ジャムの法則」というものがあります。スーパーで、6種類のジャムを置いた場合と、24種類のジャムを置いた場合と、どちらが多く試食後に購入されたのか実験したところ、種類が少ない6種類の方がなんと10倍も購買者が多かったのです。

つまり、選択肢が多いと、人は迷って逆に選べなくなってしまいます。

私たちは、とんでもない情報量の中で、迷うことが多い時代に生きています。これは人類がはじめて直面している環境です。

例えば、健康情報ひとつとっても、朝食は食べない方がいい、いや食べた方がいい。炭水化物は食べない方がいい、いや食べた方がいい。というように情報は氾濫しています。

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