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好条件でまじめな30代男性に"お断り連発"のなぜ 「ていねいなお付き合い」が招く思わぬ弊害とは

東洋経済オンライン / 2024年6月6日 12時0分

「お見合いするお相手には真摯に向き合う」が招くまさかの問題を取り上げます(写真:Mills/PIXTA)

結婚相談所でお見合いから交際に入り、自分ではうまくいっていると思っていたのに、相手から交際終了がくることがある。断られた側は、青天の霹靂かもしれないが、実は結婚への後ろ向きサインを、相手側はすでに出していたことが多い。

仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、相手側が出す、交際に戸惑いのサイン、後ろ向きのサインについて記そう。

上場企業勤務、年収600万円の彼

そうた(34歳、仮名)は、筆者の相談所で婚活を始めて10カ月が過ぎた。大卒で、上場企業勤務。年収も600万円以上あり、お見合いも組めていたし、そこから仮交際に入ることもできていた。

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結婚相談所の交際には、仮交際と真剣交際の区分がある。

仮交際期間中は、新しいお見合いをしてもいいし、何人と仮交際をしていてもいい。なぜ1人に絞らなくてもいいかといえば、仮交際は相手の人柄を見る期間だからだ。

相手の人柄を知って好きになり、そこから付き合うようになるのが、生活圏内で出会った自然恋愛。ところが、婚活の出会いはそれまでまったく違う環境で生活していた2人がお見合いを通じて出会い、お互いのことを知らないままに仮交際に入る。人柄を知る時間が必要なのだ。

デートを重ね、“この人となら結婚に進める”と思ったら、真剣交際に入る。このときに複数と仮交際していた場合、ほかの人たちには “交際終了”を出し、そこからは1人と向き合う。

そうたは、「僕はこれまで女性にモテた経験もないし、恋愛に不慣れだから、複数の女性と同時進行で付き合えるほど器用じゃない。1人と仮交際に入ったら、その人とのお付き合いを大切にしたいと思っています」と言っていた。

それだけに、1人と仮交際に入ると、複数とは付き合わず、ていねいに1人と向き合っていた。

順調な婚活をはばむ「3回の壁」

活動を始めて、最初にお見合いから仮交際に入ったのは、みさき(33歳、仮名)だった。

ところが、仮交際に入り2度デートをしたところで、みさきから“交際終了”がきた。理由は「話をしていても波長が合わず、将来的な結婚を考えることができなかった」だった。

次に仮交際に入ったよしえ(34歳、仮名)は、1度デートをしたところで、お断りがきた。

婚活者から、「お見合いから仮交際に入っても、1度か2度会うとお断りがくることが多い」という声を聞くことがある。

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