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紙コップは「古紙では回収ができない」驚きの真実 清掃員が手作業で取り除かないといけなくなる

東洋経済オンライン / 2024年6月7日 17時0分

そうすることで、まわりの人の意識もちょっと変わるかもしれない。

こんなふうに、資源とごみのことを考えるようになると、使い捨てのものはなるべく買わないようになったり、野菜も捨てるところがないように食べる工夫をするようになったりする。

僕も買った食品はできるだけ食べ切るようにしているし、それでも出る生ごみは「黒土コンポスト」というもので分解して資源にしているよ。

もちろん、むずかしく考えることはなくて、まずは資源になるごみとならないごみに分けることから始めてみよう。

使ったところをきれいにする。資源になるごみとならないごみを分ける。これらは、習慣になってしまえば生活の一連の流れの中でできるようになります。

掃除もごみの分別も、あと回しにすればするほどたまってしまって面倒くさく感じてしまうもの。だから、そのときにやるのがいちばんラクなんです。

小さな心がけが「意識」を変える

なんでも使ったらきれいにする。さわったところはそのとき拭けばいいし、ペットボトルだって飲み終わったらそのときに水で軽くすすいで分別しておけばいい。

この小さな積み重ねが、あとあとの作業をラクにするだけじゃなく、その人の意識を変えるんです。

意識が変わるとどんなことが起こるのか。

たとえば、部屋を日々きれいにすることは、ていねいな暮らしにつながります。健康につながります。ごみ問題を考えることは、ムダをなくすことにつながります。モノ・お金・時間の節約にもつながります。さらには環境問題にまでつながります。

つまり、意識を変えれば考え方が変わり、行動が変わり、生き方や人生まで変わるんです。

たとえ少しずつでも、日々よい行ないを続けていると、その場だけの「点」ではなく、「線」となって明るい未来につながっていきます。裏を返せば、日々の小さな点をおろそかにしてしまうと明るい未来にはつながらないということです。

滝沢 秀一:ゴミ清掃員、お笑い芸人

新津 春子:環境マイスター 世界一のカリスマ清掃員

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