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2輪世界最大排気量「ロケット3ストーム」の凄み クルマ並みの排気量2.5L、最新型トライアンフ

東洋経済オンライン / 2024年6月7日 12時0分

ちなみに、国産2輪車の最大排気量バイクといえば、ホンダの大型ツアラー「ゴールドウイング ツアー」が挙げられる。だが、搭載するエンジンは1833cc・水冷4ストローク水平対向6気筒。ロケット3の排気量は、軽自動車1台ぶん(660cc)に近い625ccも大きい。そのぶん、最高出力は、ゴールドウイング ツアーの126PSに対し、従来モデルのロケット3でも167PSを発揮。最大トルクも170N・mのゴールドウイング ツアーに対し、221N・mと51N・mも大きい。国産車としては、かなり圧巻のフォルムと高い動力性能を持つゴールドウイング ツアーだが、より余裕ある出力特性を持つという点では、ロケット3に軍配が上がる。

ロケット3ストームのラインナップと価格

車名に嵐を意味するストーム(Storm)を追加したロケット3の最新モデル。ラインナップには、従来モデルと同様に、スパルタンでスポーツ志向の強いロードスター風のロケット3ストームRと、ゆったりとしたポジションなどでツーリングでの快適性も追求したロケット3ストームGTを用意する。

これら2タイプの大きな違いは、まずハンドル。GTは、Rに対してグリップ位置を125mm高くすることで、よりアップライトなライディングポジションを実現する。また、シートもそれぞれ専用で、Rでは、走行中の体重移動なども考慮した形状とし、シート高は773mmと、大型モデルとしては比較的低い設定だ。対するGTのシートは、立体的なツーリング向けタイプで、ゆったりと座れるパッド入りリアシートと、位置調整の可能なリアバックレストを装備。シート高は750mmで、さらにライダーの快適性を向上させている。

新型モデルの外観は、個性的な顔付きを生むツインLEDヘッドライトなど、基本的な装備は従来モデルを継承しつつ、各部をブラック仕様に変更している。インテークカバーやマフラーエンド部などにはブラックパウダーコーティング、フットレストやブレーキペダル、ギアペダルなどはブラックアルマイト仕上げとすることで、さらなる高級感を演出する。

また、容量18Lの大型タンクには「Storm」のロゴを追加。車体色は、Rに「カーニバルレッド×サファイアブラック」「サファイアブラック×グラナイト」「サテンパシフィックブルー×マットサファイアブラック」の3色を設定。GTのカラー設定も同様だが、タンクのカラー分割を逆にすることで、Rとの差別化も図っている。

車体とパフォーマンス

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