外国人との対話を十分に行わない日本人の悪癖 「○○人」と一括りではなく「個人」として付き合え
東洋経済オンライン / 2024年6月9日 7時50分
クーデターの影響により、進出企業の中には事業縮小や撤退を余儀なくされる企業もあり、ミャンマーの社員の中にもミャンマーからの撤退を心配する人が増えています。
コロナ禍にクーデター
とはいえ、2022年度のオンラインパーティーの冒頭では、事業の継続意思とミャンマーでの今後の事業展開について直接社員に伝え、安心感を共有しました。
さらに、事業のオンライン化に伴い、事務所を縮小し、インフレの進行により生活が厳しくなっている社員のために給与を増額しました。これにより、ミャンマーの社員のモチベーションが向上し、退職者が一定数いる中でも事業を継続することができました。
「実際のミャンマーを肌で感じ、社員たちと直接対面できたことが非常に大きかった。スタッフたちと個別に会話もでき、コロナ感染拡大からクーデターの間の日本の状況や会社意思を伝えることができました。国を超えたコミュニケーションの大切さ。何度か訪れた難局時に直接ミャンマー社員と対話をする機会があり、その時々のお互いの考えを理解できた」と新谷社長は振り返り、厳しい環境のミャンマーでここがキーポイントだったと語っています。
新谷社長が、スポーツメーカーで働いていた時の上司に海外勤務経験があり、「外国では外国の文化を理解しないといけない」とよく話していたのを覚えていたそうです。
世界的なIT人材不足から、即戦力として使える当社の社員が海外で就職先を見つけることは難しくありません。クーデター以前も、退職して給料がミャンマーで得られる数倍になる海外で働く人材は少なくありませんでした。
その渡航先の多くは日本やシンガポールです。一般的には、退職した社員とは人間関係が途絶えますが、新谷社長は対話を重視し、特別な関係を築いているため、退職後もメッセージでやり取りする社員が多くいます。
また、日本の異なる場所で働く元社員が大阪に来た際には、一緒に食事するなど、交流を続けている元社員も少なくないようです。
先日、日本に来ている元社員のメンバーに声をかけ、車を借り切って京都観光を企画されました。集まったメンバーは12人。
その中で涙を流す社員がいたので理由を聞いてみると、IT企業で働いているのではなく、日本語学校に通っているとのことでした。日本で介護の仕事をしながら指定の日本語学校、そして介護専門学校に通い、介護施設で8年間働けば、留学費用は奨学金制度の利用で、自己負担なく通えるというプログラムで来日したそうです。
この記事に関連するニュース
-
<介護教育のノウハウを一挙公開> ミャンマー・ユニティの介護人材教育最新情報セミナー<7/3 14時無料生配信> ~ほとばしる情熱を降り注いだ外国人介護人材育成のAtoZがここに~
@Press / 2024年6月24日 11時0分
-
【介護教育のノウハウを一挙公開】ミャンマー・ユニティの介護人材教育最新情報セミナー<7/3 14時無料生配信>~ほとばしる情熱を降り注いだ外国人介護人材育成のAtoZがここに~
PR TIMES / 2024年6月19日 15時45分
-
4月入社の新卒社員が、1ヶ月で「退職代行」を利用して退職しました。私は「最低3年は働くべき」という考えなのですが、今の時代もう古いのでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月19日 3時0分
-
【介護福祉士試験対策講座を開講】ミャンマー政府認定圧倒的No.1人材送り出し機関「ミャンマー・ユニティ」が行う、日本語とミャンマー語での介護福祉士試験対策
@Press / 2024年6月10日 11時0分
-
【介護福祉士試験対策講座を開講】ミャンマー政府認定圧倒的No.1人材送り出し機関「ミャンマー・ユニティ」が行う、日本語とミャンマー語での介護福祉士試験対策
PR TIMES / 2024年6月8日 13時40分
ランキング
-
1すき家、7月から“大人気商品”の復活が話題に 「この時期が来たか」「年中食いたい」
Sirabee / 2024年6月29日 4時0分
-
2「モノ屋敷の実家を片付け」嫌がる母と攻防の顛末 「絶対に捨てられない母」をどう説得したのか
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 13時0分
-
3朝ドラ「虎に翼」後半戦がますます面白くなる根拠 「パイオニアとしての成功物語」からどう変わる?
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 11時0分
-
4まもなく上場「タイミー」やって見えた本質的課題 ガチの隙間時間ではできず、微妙に使い勝手に難?
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 12時0分
-
5年金不安、シニア破綻は他人事ではない「老後ビンボー」を防ぐ《50代からのマネーの心得》
週刊女性PRIME / 2024年6月29日 7時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)