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「炎上」回避にChatGPTが使えるって本当ですか? 意識していない炎上の可能性をチェックできる

東洋経済オンライン / 2024年6月10日 17時0分

たとえばイベントなどでスピーチをするとき、ChatGPTにチェックしてもらえば、炎上を回避することができるかもしれません(写真:Graphs/PIXTA)

発言者が何気なく放った不用意なひと言が“炎上”するケースが後を絶ちません。しかし、ChatGPTなどの生成AIにスピーチの草稿作成を手伝わせたり、スピーチのチェックをさせたりすることで回避することができるのです。生成AIの活用を教えるデジタルハリウッド大学教授の橋本大也氏に、有料版のChatGPT Plusの利用法を解説してもらいます。

※本稿は橋本大也著『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』から一部抜粋・再構成したものです。

説明する内容を作ってもらう

難しい話題をわかりやすく、説得力ある形で説明するには、たとえ話が有効です。

【画像を見る】AIが「ピグマリオン効果」を説明すると…

とはいえ、あなたがその話題に明るければ明るいほど、聞き手にとって理解しやすいたとえ話を作るのは、かえって難しいもの。ここではChatGPTの力を借りて、どんな人にも伝わるような、たとえ話を作ってもらいましょう。

ここでは、

<プロンプト>
インフレの仕組みをわかりやすい、たとえ話で説明してください

とリクエストした例をご紹介します。

さっそくChatGPTは、次のような答えを返してきました。

[User]インフレの仕組みをわかりやすい、たとえ話で説明してください。

[GPT]あなたが小さな島の住人で、島民たちは食べ物やサービスを買うために貝殻を使います。たとえば、1つのパンを買うのに1つの貝殻が必要です。

ある日、島のリーダーが海から大量の貝殻を見つけて、全ての島民にそれを配ることにしました。これで1人当たりの貝殻の数が増えました。島民たちはこれに喜び、自分たちがもっと多くのものを買えると思いました。

しかし、パン屋もまた貝殻が増えたことに気づきました。島民全員が一度にパンを買おうとすれば、パンが足りなくなることを恐れ、パン1つあたりの貝殻の価格を2つに上げることにしました。

これがまさにインフレの仕組みです。通貨の量が増えると、その価値は下がり、物価(パンの価格など)が上がる傾向があります。結果として、人々は以前と同じ量の貝殻で、以前よりも少ない物しか買えなくなります。

これがインフレで、物価が全体的に上昇する現象を指します。

このようにたとえ話を使って、わかりやすくインフレの仕組みを説明してくれるわけです。

画像を生成してもらう

<プロンプト>
このたとえ話を画像にしてください

と入力すると、貝殻の上に乗った人が「貝殻がたくさん見つかったぞ」と叫んでいるような画像を生成してくれます。

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