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7月に日本株のサマーラリーが来るかもしれない 「買い方」vs.「売り方」の攻防戦はしばらく続く

東洋経済オンライン / 2024年6月10日 9時30分

逆に言えば、このときの日本株の見直しに対する早すぎた織り込みの咎(とが)めが、今もジワジワと影響して続いているわけだ。

7月末から「サマーラリー」の可能性

だがこの咎めも、3月期本決算企業が第1四半期(4~6月期)決算を集中して発表する7月末から8月序盤で解消するとみている。今のところ、2024年度の企業の業績予想は、経常利益、純利益とも小幅減益だが、その大半は1ドル=140円台前半の為替レートの前提で作られている。よほどの円高がない限り、今後増益に修正されるだろう。

日米の金融政策会合を前に、ECB(欧州中央銀行)が4年9カ月ぶりに利下げした。仮にアメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が今後追随するにしても、今は「程よく悪い?」同国経済を考えると、今後の利下げスピードは極めて遅いと考える。

日本も現状の経済環境を考えると、利上げがあったとしてもスピードは遅いはずだ。従ってドル安円高になるスピードも遅くなり、企業業績の上方修正によって、サマーラリー(夏場の株高)はありうると考える。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

平野 憲一:ケイ・アセット代表、マーケットアナリスト

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