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テスラの"車両分解"で見えた設計の奇想天外 岐阜の廃屋舎が「EVに関する情報発信の聖地」に

東洋経済オンライン / 2024年6月14日 7時20分

現在展示場には、世界のEV16台分、9万点以上もの部品が並ぶ。アメリカや中国のEVばかりではない。フォルクスワーゲンの「ID.4」やメルセデス・ベンツの「EQS」、日産の「アリア」なども展示されている。各国、各メーカーの思想の違いが学べる。

展示場を訪れた取引先からは、「最新のテスラモデルを分解展示しているとは思わなかった。発想そのものがパラダイムシフトで、日本にはない思想に愕然とした」(化学品メーカー担当者)、「EVの設計思想はエンジン車とはまったく異なるもの。彼らのモノづくりの考え方をしっかり頭に入れていきたい」(自動車メーカー担当者)といった声が寄せられている。

三洋貿易の産業資材第二事業部の伊藤研一営業グループ主担当は、「部材を実際に見て手に取ることで、データだけでは伝わらない質感や触感もわかる。そこから部材の機能が具体的にイメージできる。百聞は一見に如かずだ」と話す。

世界に後れを取ると言われる日本のEV開発。瑞浪展示場は日系メーカーが世界にキャッチアップしていくための重要な情報拠点といえそうだ。

森 創一郎:東洋経済 記者

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