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謎の黒船?コスタコーヒー「680円朝食」の実力は… コカ・コーラと双日がタッグを組んでいる

東洋経済オンライン / 2024年6月15日 7時0分

もちろん食べたいものを食べればいいのですが、ケチなタチなので、多分ミートポテトパイがモーニングセットにある限り、こればかり注文してしまいそうです。

コーヒーのお供に。朝食にぴったりのパン揃い踏み

値段についてばかり訴求してしまったので、ここからはモーニングセットのパンのお味についてもレポートしてまいります。

クロワッサンは大きすぎず小さすぎずのサイズ感ながら、厚みがしっかりあるので食べ応えあり。バターたっぷりのギトギトサクサク食感ではなく、軽やかでふわふわな食感で、優しい味わいでした。

スイーツ系ではなくシンプルなクロワッサンですが甘味は強めで、濃厚なコーヒーとの相性はバッチリです。

シナモンロールは軽くリベイクされて、ほんのり温かい状態で提供されました。口に含むとシナモンの苦味がきいた大人の味わいが広がります。生地の柔らかさとシュガーグレイズドのシャリシャリ食感とのコントラストも楽しい。

ミートポテトパイはホカホカ熱々で、外はサクッ、中にはミンチがしっかり入っていました。パイの表面は卵黄でピカっと輝き、見た目も美しく、つるりとした舌触りも楽しい。具材はミンチと角切りじゃがいも、ニンジン、タマネギ。具材にはしっかりとろみがあるので、水気でパイがぐずぐずになることもなく、最後の一口までサクサクでした。

3種類のパンそれぞれが違う温度で提供されるあたりに、「コスタコーヒー」の美学みたいなものを感じずにはいられません。

今回筆者が利用したのは、歌舞伎座徒歩3分ほどの東銀座エリアにある店舗です。広い店舗と高い天井、大きく設けられた通路の左右にテーブルが配置され、開放感たっぷりで窮屈さは皆無。

店内は暗めでおちついた雰囲気で、BGMには『タイム・アフター・タイム』や『ビリー・ジーン』など往年の名曲ポップスのボサノバアレンジが小さな音量で流れ、リラックスムードが強調されています。

ドリップコーヒー、アイスコーヒーのSサイズが税込440円、カウンター横のショーケースのパンも税込350円から650円。

さまざまな国の言葉が混じり合う店内

スタバやタリーズなどお馴染みのカフェチェーンと比較すると、お高めの価格設定ではあるのですが、店舗の立地や居心地の良さを考えると、決して高いとは思いませんでした。

席数は75席。平日朝8時半時点での利用客は15人ほどでした。年齢層は20代から30代が中心でした。1人客は近隣のオフィスのサラリーマンやOLがメインですが、店の並びにホテルが複数あるため、インバウンドの利用客も多く、日本語、英語、それ以外の言語など、さまざまな国の言葉が混じり合っていました。

店頭や店内のあちこちに、「コカ・コーラ社」のブランドキャラクターである綾瀬はるかさんの笑顔のドアップがプリントされた看板やポップが設置されており、なんとなく世俗的なオーラを発しているため、おしゃれすぎません。ハードルが高すぎなくていい感じです。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

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