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何km走り続けるのか「長距離無停車」特急トップ5 新幹線・JR在来線・私鉄有料特急、意外な列車も

東洋経済オンライン / 2024年6月15日 6時30分

「はやぶさ」などに使われる新幹線E5系と特急「ひたち」のE657系。どちらも長距離無停車の列車だ(写真:tarousite/PIXTA)

かつてはその名の通り「特別な急行」の風格があった特急列車。だが、近年は特急といっても「特別」な感じはなくなり、JRでは特急と普通の2種類の列車しかない線区も多い。中には有人駅はすべて停車しているのではないかと思わせるような特急もある。

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「普段使い」を意識して細かく停車するようになっているといえるが、停車駅が少なく速達性を誇り、特急らしい「品格」を示す列車は今どの程度あるのだろうか。かつての「特別」だった特急のように、とにかく停まらずに終着駅を目指す「特急らしい」長距離ノンストップ特急を紹介したい。

「長距離無停車」はやはり新幹線

現在、長距離を高速で走る列車といえば新幹線である。停車しない区間が最も長いのは東海道新幹線の「のぞみ」で、新横浜―名古屋間の337.2kmをノンストップで走る。所要時間は1時間15~25分程度だ。次いで長いのが東北新幹線は「はやぶさ」の大宮―仙台間321.5kmで、所要時間は約1時間8分。3番目は上越新幹線「とき」の大宮―新潟間303.6kmで、約1時間7分だ。

そのほかの新幹線も見てみると、無停車の距離順では山陽新幹線の「のぞみ」広島―小倉間213.5km、北陸新幹線「かがやき」大宮―長野間192.1km、九州新幹線「みずほ」熊本―鹿児島中央間170.5km、北海道新幹線「はやぶさ」新青森―新函館北斗間148.8kmとなる。

新幹線が長距離を高速で結んでいることがよくわかる。だが、ノンストップの距離は長いものの、スピードが速いだけに昔の特急のように何時間も停車しない、というわけではない。

では、在来線はどうか。いまや貴重な夜行列車、特急「サンライズ瀬戸・出雲」は長時間停車駅がない。下り列車の場合は浜松を1時12分に発車したのち、5時25分着の姫路まで355.2km、4時間13分にわたりノンストップである。これは「のぞみ」新横浜―名古屋間よりも長く、時間も長い。

とはいえ、実際には運転士交代などで停車はしており、あくまで「ドアが開かず客の乗り降りができない」ということになる。ちなみに上り「サンライズ瀬戸・出雲」は、大阪を0時33分に発車すると、次の停車駅は4時38分着の静岡だ。こちらは距離にして376.2km、4時間7分となる。

昼行特急ではここまで長区間無停車の列車はない。以前は特急「サンダーバード」に京都―福井間148.1kmをノンストップで走る列車があったが、北陸新幹線の敦賀延伸で姿を消した。

JR特急をしのぐ「ノンストップ私鉄特急」

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