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日本超える魚大国で人気「ポップすぎる」イワシ缶 味はもちろん、SNSで映える「缶詰レシピ」も紹介

東洋経済オンライン / 2024年6月18日 12時20分

ポルトガルのスーパーの魚介缶詰売り場(筆者撮影)

ニッポンは魚食大国。それに対して、欧米人は魚をあまり食べないと思っていませんか?

【写真で見る】ついつい手が出るバラエティ豊かなポルトガルの魚介缶詰。イワシ缶とは思えないポップなアメコミ風のパッケージも

実は日本以上に魚介類の消費量が多い国々があり、その1つが筆者の住むポルトガルです。

実は「魚好き」なポルトガル人

実際、ポルトガル人は大の魚好きで、例えばポルトガル人のソウルフード「バカリャウ(塩蔵した干タラ)」のレシピは、毎日違う方法で食べられるよう365通り以上あるんだとか。

イワシも人気で、毎年6月には丸ごと炭火焼きにしたイワシの露店が街中に現れる通称「イワシ祭り」がリスボンで開催され、1日100万匹以上のイワシが消費されるそうです。

【写真】ポップでかわいい魚介類の缶詰の数々。イワシ缶とは思えないポップなアメコミ風のパッケージ、缶を包むレトロな包装紙など(10枚)

さらに「西洋人は気持ち悪がって食べない」などとまことしやかにいわれるタコやイカ、アンコウも定番の食材ですし、あん肝やたらこも人気があります。

そんな世界屈指の魚食大国ポルトガルでは、魚介類の缶詰が根強い人気で、近年は「再ブレイク」と呼びたくなるほど、世界中の人たちから注目を浴びているのです。

なぜここにきて、ポルトガルの缶詰に熱視線が集まり、ブームになっているのか。世界100カ国以上の現地在住日本人ライターの集まり「海外書き人クラブ」の会員が、その謎に迫ります。

「パッケージ」がとにかくかわいい!

古くからあるイワシ缶。そのパッケージはよく言えば伝統的ですが、別の言い方をすれば、ありふれていて古臭いものでした。

ところが、そのレトロさが若者には逆に魅力に映るよう。かわいいスイーツやドリンクに匹敵する華やかさで、情報サイトやSNSで取り上げられています。

例えば、リスボンで1930年に創業した老舗缶詰店「コンセルヴェイラ・デ・リズボア」の包装紙は、そのレトロさがかえって新鮮に。一方、「ザ・ファンタスティック・ワールド・オブ・ポルトギーズ・サーディン」という新ブランドとして売り出された、別の老舗魚介缶詰メーカーの商品のパッケージは、ポルトガルの街並みやアメコミ風イラストを採用したり、また金塊のようであったりと、とてもユニークです。

同ブランドのマーケティングディレクターのソニア・フェルゲイラさんによると、これらのインパクトのあるパッケージは、単に奇抜さを狙ったのではないとのこと。

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