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雨でも快適?「ゴアテックス」シューズの履き心地 スーツもカジュアルもオールラウンドで活躍

東洋経済オンライン / 2024年6月19日 9時0分

多くのフットウェアブランドがゴアテックス搭載の靴を手掛けるようになり、愛用者が増えている(写真:SamEdwards / Getty Images Plus)

間もなく梅雨が到来し、雨が多くなることが予想されます。この時季の通勤には傘やレインウェアが不可欠ですが、皆さん足元の装備はどうしていますか?

【写真を見る】スーツからカジュアルまであらゆるスタイルにあうゴアテックスシューズを紹介

雨に濡れたシューズや靴下を履いたまま仕事をするのは不快ですし、連日の雨続きとなると靴を乾かすのもひと苦労です。撥水スプレーや防水スプレーもうまく活用したいところですが、繰り返しスプレーしなければならず、シミになる素材もあるので注意が必要です。

そんな中、雨の日でも快適に過ごせると「ゴアテックス」を搭載したシューズが注目を集めています。今日では実に多くのフットウェアブランドが手掛け、愛用者が増えています。

水滴や風は通さないのに水蒸気は通す

アウトドアスポーツやキャンプを親しまれる方なら、「ゴアテックス」は知っているはず。そうでなくとも、名前やロゴマークを見聞きしたことはあるのではないでしょうか。

簡単に説明すると、いわゆる高機能マテリアルの中でも50年以上の歴史を有するパイオニアであり、代名詞となっている素材です。

【写真】ビジネス靴の基本、ブラックに絞って、スーツからカジュアルまであらゆるスタイルに合うゴアテックスシューズを紹介

「ゴアテックスメンブレン(膜)」と呼ばれる極薄のフィルムに超微細な孔が無数に開いており、これには水滴や風は通さないのに水蒸気は通すという特性があります。すなわち雨や風の浸入をブロックしながらも、汗の湿気を逃して不快な蒸れを抑えるといった相反する性能を併せ持っているのです。

防水・防風・透湿性を兼ね備え、しかも薄くて軽量なゴアテックス素材は、過酷な自然環境と対峙するためのアウトドアウェアを筆頭に、南極探検隊の防寒着、またNASAの宇宙服にも採用されてきました。

持ち前の機能がタウンユースにも重宝

現在では、他社の類似素材もさまざま登場していますが、ゴアテックスの知名度は高く、世界中の一流ブランドからラブコールが絶えないのは、非常に優れたクオリティと徹底した品質管理があるからこそ。

いかなるブランドであっても、ウェアやシューズの最終製品がゴア社による厳しい品質テストに合格しなければ本生産は許可されず、これをクリアしたプロダクトだけがゴアテックス製品として晴れて世に出ることを認められます。

そんなゴアテックス素材が靴にも導入されたのは、何も最近ではありません。1970年代、メンブレンを足袋のような形状にした「ゴアテックスブーティ」が開発され、これを内蔵したトレッキングブーツが誕生しました。

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