1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

入社して「もう辞めたい」転職したい若手の盲点 根本原因理解しないと、次の職場も同じ状況に

東洋経済オンライン / 2024年6月19日 9時0分

入社してみると、想像していた職場と違う!と悩む相談者。安井さんからのアドバイスとは※写真はイメージです(撮影:今井康一)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

去年とある会社に新卒で入社しましたが、日が経つにつれて入社前に想像していたことと異なる現実に直面し、転職しようかと思い悩んでいます。仕事内容ややり方、そのほか思い描いていたものが想像と大きく異なる一方で、大手企業であることには安定感を感じています。

親に相談したところ「まずは3年待て」などと、わけのわからない理論で説得してきますし、最近はすぐ諦める若者が多いと嘆かれる始末で話になりません。本当はそちらの理論のほうが正しいのかもしれませんが、モヤモヤしたものを抱えたまま、この先に何があるのかもわからず悩んでいます。

MR 会社員

転職するのが唯一の選択肢なのか?

転職することを唯一の選択肢と考えずに、現状を変えるためにできることは何かを考えて、行動に移してみましょう。その結果として、ヒトとして、そして社会人としての成長を図りましょう。

現実問題として人生において、そしてキャリアにおいて、自分にとってのベストな選択肢を毎回見いだすことは不可能です。むしろ方針転換や、方向転換の検討はしたほうがいいと思います。

学生時代の経験や情報、そして選択肢が限られた立場で選んだ職場、つまり新卒で入社した会社が本当に自分にとってベストな場所であるか否かは、当然わからないものです。

ベストであればそれは素晴らしいことですが、そんなことはむしろまれであると考えたほうがよいでしょう。

新卒の場合、社会人経験はおろか、働くという経験もないに等しい状態で就職先を選ぶわけです。通っている学校によっては、そもそも選択肢も限られてくるでしょう。情報も限定的ですし、さらに言うと人生において大きな判断をした経験もない、という状態で選んだ職場ですから、転職を考えるのは当然と言えば当然です。

そして今の時代のようにスピード感が何事にも求められる社会においては、3年も待っていてはもはや化石となってしまうような業界や職種もあるのです。

したがって、行動を起こすのは早いほうがよい、ということになります。

ただしその行動が転職、というわかりやすい変化を狙う行動だけではよくないと思います。

転職してもまたモヤモヤを繰り返す

現状を変えたい、というとヒトはわかりやすい選択肢(この場合は転職)を選びがちですが、「なぜ自分はこのような現状に陥っているのか」「なにがいけなかったのか」などと、根本の原因を把握することなく、行動に移すのは非常に危険です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください