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つるまる饂飩の「420円朝うどん」に心落ち着く朝 大阪発祥チェーン、優しいつゆにすっかりほっこり

東洋経済オンライン / 2024年6月22日 8時20分

「つるまる饂飩」は、「まいどおおきに食堂」や「串家物語」、「さち福や」など複数の外食チェーンを運営する株式会社フジオフードグループのブランドです。

実は讃岐うどんチェーンのトップブランドである「丸亀製麺」は、香川県丸亀市の創業ではなく、1号店は兵庫県だったりするのですが、「つるまる饂飩」は「まいどおおきに」のネーミングセンスからもわかる通り、正真正銘の大阪生まれ大阪育ち。

1996年に、大阪市中央区の堺筋で産声をあげました。現在は関西を中心に、関東から沖縄に52店舗を展開しています。

特徴は、何といっても関西風のだし。昆布の香りがふわりと香る上品な味わいです。讃岐うどんのイリコだしを基調とした力強さとも、関東風の醤油とカツオの塩気が強めのそばつゆとも違う、ニュアンスのある優しいスープは絶妙です。

麺も関西風で、水分をたっぷりと含んだ柔らかめの細麺(あくまで讃岐うどんと比べた場合で、関西でいうと普通の太さ)で、コシもありつつも、前歯ですっとかみ切れるふにゃっと軽めのやわやわ食感です。

口当たりも優しく、胃にも優しいので、食欲のない朝でもつるつるっと食べられてしまいます。筆者のような関西人にはおなじみの、懐かしい味です。

トッピングうどんもおすすめ

素うどんでは物足りないよという場合は、天ぷらやコロッケをトッピングするのもおすすめです。おつゆに天ぷらの油が染み込んで、スープのうまみとコクがアップ、つゆが染み込んで、やわらかくふやけた衣にも独特なおいしさがあります。

「つるまる饂飩」の天ぷらは、関西では定番のしょうが天が名物。税込140円とお手頃な価格ながら、大きめサイズで食べ応えは抜群です。

どぎついピンクのビジュアルは食べたことのない人にとっては奇異にうつるかもしれませんが、シャキシャキした食感と、ピリリと舌がしびれるようなしょうが独特の刺激的な味わいは、うどんのアクセントにぴったりです。

コロッケトッピングは、コロッケのサクサク感がなくなるため、好き嫌いが大きく別れるところですが、好きな人にはたまりません。おそばにトッピングするのが王道ですが、うどんに入れてもなかなかのお味です。

ぐずぐずにして少しずつ崩しながら麺にからめて食べると、スープはだんだんドロドロになり、すするとジャンクな味わいが口のなかに広がります。

鶏めしは甘辛い懐かしい味

うどんとセットの鶏めしは、しょうゆ味の炊き込みご飯。具には鶏肉とごぼう、にんじんが入っています。甘辛い味付けで「こんな味かな?」という想像通りのシンプルな味がしておいしい。炊き具合はちょっぴり硬めで、かめばかむほどに鶏やごぼうの味が口の中に広がります。

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