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つるまる饂飩の「420円朝うどん」に心落ち着く朝 大阪発祥チェーン、優しいつゆにすっかりほっこり

東洋経済オンライン / 2024年6月22日 8時20分

うどんのさっぱりとしただしと鶏めしのしっかりとした味わいは、相性バッチリ。小皿に添えられた大根のつぼ漬と一緒に食べれば、ポリポリとした歯応えがアクセントとなり、塩気もプラスされます。

容量はけっこう多めながら、うどん、鶏めしと交互に食べていくと、あっという間に完食してしまいました。うどんと鶏めしによる炭水化物のダブルコンボは、パワー不足の朝にすぐに栄養に変わってくれるので、力仕事がある日の栄養補給としてもぴったりです。

慣れた口調のキャッシュオンリー

今回利用したのは平日朝9時。大手テレビ局のビルの地下街にある店舗に行きました。

あいにくの大雨で、カウンターを中心に40席ほど用意された客席に座っているのは筆者以外で3人だけ。店内は明るく、利きすぎたエアコンが肌寒いほど。けっこうな音量で最新のJ-POPが流れる清潔な空間で、それぞれがうどんを黙々とすすっています。

食べ終わり間近に、6人組の外国人旅行客と思しき団体が入店しました。人種はバラバラですが、誰も日本語を話せる人はいなさそうな気配です。

するとカウンターの中からスタッフが「キャッシュオンリー、OK?」と大きな声で話しかけ、現金決済しかできないことを伝えます。その慣れた口調に、うどんチェーンにもインバウンドの波が押し寄せていることを知る朝です。

関西人のソウルフードうどん、さらなる関東進出を切実に願う朝

「つるまる饂飩」は全52店舗中、大阪に33店舗が集中しています。しかも梅田や心斎橋など繁華街にも出店しているため、大阪では抜群の知名度を誇るおなじみのうどんチェーンなんです。なのに東京には4店舗のみと、ちとさみしい。

もちろん讃岐うどんも大好きですが、「セルフうどん」といえばコシのある太いうどんという定説を覆し、関西風うどんのおいしさを関西以外にも広めるべく、さらなる躍進を願ってやまぬ関西生まれ関西育ち東京在住の筆者なのでした。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

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