1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「同時にプロポ―ズ」27歳娘と48歳母の本当の話 浮気性の夫と離婚して5年後、まさかのお相手が…

東洋経済オンライン / 2024年6月23日 14時30分

「そのうちに馴れ馴れしいメッセージが来るようになりました。私が返信をしていただけで付き合っていると勘違いしたようです。すぐに『ひとつ聞いていいですか? もしかして、あなたの中で私はもう彼女になっていませんか。違いますよ』と送りました」

淳一さんは間違いを認め、「申し訳ありません。さぞ気分を害されたことと思います」から始まる丁重な文章で平謝り。前のめり過ぎるが素直な男性である。そして、本当の意味でのプライドの高さがあった。今回のことで顔も見たくないと嫌いになったのでなければまた会ってほしい、と粘り強く提案してきたのだ。

「いいですよ、と普通に返して会いました。そのときは『あなたのことをもっと知りたい』と質問攻めにされて疲れましたが、次に会ったときには徐々に自分のことも話してくれるようになったんです。奥さんの死因を私からは聞けなかったのですが、子宮頸がんで海外の名医にも依頼したけれど治療できなかったことを話してくれました」

淳一さんの悲しい思い出に触れ、香澄さんも心を開けるようになって、子どものことなどを聞いてもらった。そして、淳一さんからの申し出を改めて受け入れて交際開始。

「それが今年の2月のことです。この人と結婚するんだろうな、いずれプロポーズしてくるんだろうなとは肌で感じていましたが、だいぶ早かったですね(笑)」

プロポーズされて承諾したのが翌3月半ばのこと。その日が長女の婚約とぴったり重なったことを冒頭のメールで報告してくれた。

「付き合い始めたことを娘たちには言っていなかったので、すごく驚いていました。当然ですよね(笑)。娘たちは私の再婚を歓迎してくれて彼にも『おめでとうございます』と挨拶をしてくれました。7月頃に入籍しようと思っていますが、その日も長女カップルと合わせるかもしれません。私と長女に刺激されたのか、次女まで『私も結婚する!』と言い出しています(笑)」

明るく責任感もある香澄さんは大手企業の管理職として働きながら2人の娘を育ててきた。ただし、香澄さんは淳一さんとの結婚後は大阪で働く彼に合わせるつもりで、兵庫の勤務先からは退職の準備を始めている。

「後任が育っていないのでなかなか簡単には辞められませんが、最終的には結婚生活を優先させてもらいます。彼からは『いてくれるだけでいい。家事もしなくていい。テレビを観ていればいい』なんて言ってもらっていますが、私は性格的に専業主婦は無理です。どんな仕事でもいいので扶養の範囲内で働くつもりです」

求めるのは“誠実さと愛情”

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください