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鉄道旅の愉しみ「駅そば」名店に聞く味のこだわり 三島駅の「桃中軒」と我孫子駅の「弥生軒」

東洋経済オンライン / 2024年6月25日 7時30分

最後に、かつてこの店で働いていた山下清画伯についてのエピソードを聞いた。

「私は2回しか会ったことがないです。祖母に画伯が挨拶に来たときと、近所でサイン会があるからと、父親に連れていかれたときです。直接話したことはないですが、父は同世代で一緒に仕事をしていました。父の話によると、とにかく几帳面だと何度も言っていました。例えば、大根の青首を切る際。白い部分、青首のギリギリまで切るそうで、さらに青首の下が少し残るのを、包丁を立てて、またそこを丁寧にかつらむきのように、細く切っていくそうです」

ほかにも、会社にころがっている用紙などに、いつもスケッチしていたそうだ。段ボールなどさまざまな廃材が出ると、そこにいつもいろいろ描いていたと話す。弥生軒では、大きな唐揚げそばといっしょに、店舗に飾られている山下清画伯の絵画なども味わえる。

おすすめの駅そばはほかにも、東海道線の静岡駅「富士見そば」や、山陽本線の姫路駅「まねきのえきそば」などがある。今後も旅する駅そばの情報もお伝えしていきたい。

渡部 史絵:鉄道ジャーナリスト

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