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JR南武線「ブルーインパルス飛行」で際立つ存在感 市政100年の川崎市を縦断する通勤通学路線

東洋経済オンライン / 2024年6月26日 7時30分

武蔵溝ノ口駅(画面奥)を発車した南武線の電車。同駅では東急田園都市線・大井町線と乗り換えられる(記者撮影)

神奈川県川崎市が6月29日に等々力(とどろき)緑地で開催する市制100周年記念事業「かわさき飛躍祭」にあわせ、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が展示飛行を披露する。同市が6月18日に具体的なルートを発表した。

【飛行ルートと写真】ブルーインパルスはどこを飛ぶ?川崎市内を走る鉄道路線の駅付近から見られるかも

市制100年の川崎市

川崎市は1924年7月1日に川崎町と御幸村、大師町が合併して誕生した。当時の人口は5万人ほどだったが、現在は150万人を超えて政令指定都市で第6位の規模を誇る。

地図で見ると、臨海部から多摩川に沿った細長い形をしている。向かって右を向いた犬のシルエットに例えられる神奈川県では、鼻の先から耳の先までが川崎市にあたる。東から川崎区、幸区、中原区、高津区、宮前区、多摩区、麻生区の7つの行政区がある。

展示飛行は有料イベント「かわさき100フェス」を開く等々力球場を中心とする。当日、ブルーインパルスは航空自衛隊入間基地を14時10分ごろ離陸。往路は麻生区、多摩区、宮前区の上空を通過、14時20分ごろから約20分間の演目飛行では「デルタダーティ・ローパス」「ビッグ・ハート」「アローヘッド・ローパス」など6種目を披露する。

川崎市内、東京都内(渋谷・新宿付近)、横浜市内(新横浜付近)を周回する一方、市役所がある川崎区は羽田空港が近い関係から飛行ルートが設定されていない。復路は中原区、高津区、多摩区の上空を通って14時50分ごろ入間基地へ帰投する。前日にもほぼ同じルートを予行飛行する。

【飛行ルートと写真】ブルーインパルスはどこを飛ぶ?川崎市内を走る鉄道路線の駅付近から見られるかも(25枚)

川崎市が公表した展示飛行の「周辺経路図」で、観覧する際に役立ちそうなルートの目印となるのが鉄道の駅だ。往路は小田急電鉄小田原線・多摩線の新百合ヶ丘駅と東急電鉄田園都市線鷺沼駅の間を通り、新横浜駅手前で北東へ向きを変え等々力緑地一帯を中心とした展示飛行の周回ルートに入る。復路は南武線に沿うような経路で武蔵中原、武蔵溝ノ口、登戸、稲田堤の各駅付近の上空を通過しながら入間基地へ帰投する。

川崎市総務企画局シティプロモーション推進室の担当者は「市内を縦断して走る南武線の駅は市民の方にわかりやすい目印として記載した。ルート設定にあたっては、こちらから航空自衛隊にお願いしたわけでないが、結果的にたくさんの市民の方に楽しんでもらえそうなルートになってよかった」と話す。

南武線は乗換駅が豊富

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