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仕事に忙殺される起業家がつい見失う2つのこと 「CDベイビー」創業者が教えるシンプルな原則

東洋経済オンライン / 2024年6月27日 14時30分

目の前の仕事に忙殺されて、いつの間にか「初心」を忘れてしまってはいないでしょうか(写真:KiRi/PIXTA)

目の前の仕事に追われるあまり、そもそもなぜこの仕事をしているのかという大事なことを見失ったことはないだろうか。

1990年代末にオンラインCDショップ「CDベイビー」を立ち上げて大成功を収めた起業家であり、TED動画「社会運動はどうやって起こすか」のプレゼンターとしても有名になったミュージシャン、デレク・シヴァーズ。

彼が11日間で一気に書き上げたという著書『エニシング・ユー・ウォント:すぐれたビジネスはシンプルに表せる』から、起業の基本を紹介しよう。

君は自分の人生を生きているか?

深く理由を考えることなく、惰性で生きている人は多い。

【漫画】山ほど働いても「平気な人」と「病む人」の差

ただ他人の真似をし、流されるままに生き、自分で道を切り開かずに、誰かが敷いたレールの上を進もうとする。

それが本当の幸せにつながっていないことに無自覚のまま、「誰かがそう言っていたから」という理由だけで、借り物の人生に何十年もの時間を費やしてしまう。

「つまらない考えにとらわれず、夢を追い求めて、自分が本当に望むような生き方をすればよかった。たった一度の人生を無駄にしてしまった」

いつか死の床についたとき、そんな後悔の念に駆られるのは残念なことだ。

だからこそ、何をすれば幸せになれるのか、人生でする価値があることは何かについて、自分の考えをよく整理しておかなければならない。

この本は、そんな僕の考えをまとめたものだ。

僕はもともと、本を書くつもりはなかった。書いてほしいと頼まれても、いつも断っていた。自分のウェブサイトに記事を書くだけで満足だった。

ところがあるとき、僕のヒーローで著名作家のセス・ゴーディンから電話があった。新しい出版社を立ち上げるので、最初に刊行する本の著者になってほしいと言われた。

もちろん、二つ返事で承諾した。

セスからは、短く、マニフェストのような本を書いてほしいという注文があった。

そこで僕はこの本を11日間で一気に書き上げ、そのまま原稿を渡した。『エニシング・ユーウォント(好きなことをやれ)』というタイトルを決めたのは彼だ。

起業の基本とは何だろうか?

この本は現在も売れ続けていて、多くの起業家に影響を与えている。

ここには、自分にとって当たり前のことを書いただけだ。だから、それが熱狂的に受け入れられたのには正直驚いた。

でも、自分にとっては当たり前のことでも、他人にとっては驚くべきということもある。

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