産後「愛情低迷」夫婦と「回復」夫婦の決定的な差 カギとなる「パパの関わり方」4つのポイント
東洋経済オンライン / 2024年6月27日 20時0分
今や大手企業では男性の育休(産後パパ育休)も当たり前になってきました。
しかし、父親になる時期はどうしても仕事の責任やキャリアUPが気になるタイミングと重なりがち。
そんなパパたちが知っておきたい、令和のパパの子育てのホンネや仕事と両立するための知恵、子どもと二人っきりの時の遊びかたなどを新著『パパの子育て応援BOOK』では紹介しています。
本稿では同書から一部を抜粋しお届けします。
産後に大きく変わる妻の愛情
渥美由喜さんの調査(東レ経営研究所 2002年)によると、出産後、女性の愛情は子どもに向かい、夫に対する愛情は薄れてしまうそうです。しかし、夫が乳幼児期までの子育てにしっかり関わることで、次第に妻からの愛情は回復します。逆に、育児に関わらないと愛情は低迷し続けます。「将来、夫と離婚しようと考えることがあるか」という設問に対し「ある」と答えた人の割合を見ると、愛情低迷グループの潜在的熟年離婚リスク(72%)は、愛情回復グループ(0.4%)の実に180倍にもなります。パパの育児・家事は将来の離婚防止のリスクヘッジでもあるのです。
女性の「愛情曲線」をグラフで見る。産後に大きく変化があることが分かる
産後のパパの関わり方について以下のポイントを参考にしてみてください。
❶肉体的・感情的な変化:出産後、ママは体調の変化やホルモンバランスの影響を受けることがあります。これにより、感情が不安定になることがあります。優しさと理解を示し、感情の波を支えるサポートをすることが大切です。
❷育児・家事の負担:新生児のケアや家事の負担が増えることが多いです。この負担を共有し、協力することで、ママのストレスを軽減し、愛情を深めることができます。
❸時間と配慮:産後のママには時間が必要。さらにママのメンタルへの配慮を心がけましょう。赤ちゃんの世話に加えて、ママ自身のケアやリラックスの時間も大切です。これに理解を示し、サポートしましょう。
❹コミュニケーション:夫婦関係を強化するために、オープンで健全なコミュニケーションが不可欠です。ママの気持ちやニーズを尊重し、共感し、共有することが、愛情を深める一助となります。
夫婦円満の秘訣は「よく会話する」こと!
明治安田生命が11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで、夫婦をテーマにしたアンケート調査を行った結果(2023年)では、夫婦円満のために必要なことを聞くと、「よく会話する」がトップになっています。「夫婦仲が円満」と回答した人の会話時間は、平日でも2時間以上(145分)ある一方、「夫婦仲が円満でない」人は41分と、100分以上の大きな差がありました。
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