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iPhone「eSIMを使う人」だけ知っている便利機能 実はeSIMに変更する手間はほとんどかからない

東洋経済オンライン / 2024年6月28日 12時0分

QRコードを読み込んでインストールするのが“定番”だったiPhoneのeSIMだが、今では環境が整備され、設定や機種変更がより簡単になっている(筆者撮影)

こなれた技術を後から搭載し、使い勝手を高めて普及を図るイメージのあるアップルだが、ことeSIMに関しては、Androidスマホメーカーよりも動きが早かった。

【スマホの画像で見る】eSIMへの切り替えは、「設定」から「eSIMに変更」ボタンを押して画面の指示に従うだけ

iPhoneは、2018年に発売したiPhone XSシリーズから同機能に対応しているほか、2021年に登場したiPhone 13シリーズでは、2回線ともeSIMで利用できる「デュアルeSIM」を採用している。

iPadも同様で、eSIMの前身ともいえるソフトウェアで書き換え可能な「Apple SIM」を搭載したのは、2014年のこと。eSIMに関しては、一昔前から取り組んでいる。

AndroidにもeSIM対応スマホが広がったほか、通信事業者のオンライン専用ブランド/料金プランが登場したことで、徐々にその存在感を高めているeSIMだが、まだまだマジョリティにはなり切れていない。物理的なカードを入れ替えるだけで済むSIMカードに比べると、自ら設定が必要なぶん、「難しそう……」というイメージもつきまとう。

eSIMに切り替えたいけれど、手続きがわからない?

例えば、2023年2月にMMD研究所が発表した調査結果では、eSIMを現在利用中の人の割合はわずか6.1%にとどまっていた。

1年前のデータだが、数字が一気に伸びるとは考えづらい。とは言え、iPhone、iPad側のeSIMに関連した機能も徐々に進化しており、よりかゆいところに手が届くようになっている。そんなeSIMの最新テクニックを紹介していきたい。

eSIMに切り替えてみたいものの、どうやって手続きすればいいのかわからないという人もいるはずだ。SIMカードの変更と聞くと、どうしてもキャリアショップを訪れたり、オンラインサイトで手続きしたりするイメージがつきまとう。よくわからないので何となく、物理SIMを使い続けている人もいるだろう。

実はiPhoneを使っていれば、物理SIMからeSIMに変更する手間はほとんどかからない。あたかも設定の変更をするかのように、端末内の「設定」アプリから簡単にeSIMへの切り替えができる。

この機能を利用するには、通信事業者側が対応している必要があるものの、日本ではドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社が対応済みだ。

MVNO(格安スマホ)の場合は利用できないものの、大手通信事業者(UQ mobileやワイモバイルなど大手のサブブランドを含む)を契約していれば、iPhoneだけでeSIMへの変更手続きが完了し、そのまま物理SIMから情報を移せるというわけだ。キャリアによってはIDやパスワードを入力することもあるが、基本的にはiPhoneの画面に表示された指示に従っていくだけで、すぐにeSIMが利用可能になる。

eSIMに変えるメリットは?

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