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「強みを全然見てもらえない」悩む人に欠けた視点 差別化の前に「同質化を考える」べき深いワケ

東洋経済オンライン / 2024年6月28日 10時40分

自分には「他の人にはない強み」があるのに、だれもそれを評価してくれない――そんなときは、マーケティングの「差別化と同質化」の考え方が役立つかもしれません(画像:Ushico/PIXTA)

出世なんてしなくても、有名にならなくてもいいから、本当に「やりたいこと」を見つけ、それを誰にも壊されないような働きかたを見つけたい。

そう思っている人は多いはず。でも実際は、そんな「幸せな仕事」を見つけるのは至難の業に思えてしまいます。

「『幸せな仕事』が見つからないのは、『見つけるための方法』を知らないから、かもしれません。私は、その方法を、自分の個性を磨くことと、誰かの役に立つことを両立させるマーケティングの考え方から学びました」

そう語るのは、マーケティングの視点をキャリアに転用することで、多くのメンティーを救ってきた井上大輔氏。

働きかた小説『幸せな仕事はどこにある――本当の「やりたいこと」が見つかるハカセのマーケティング講義』を上梓した井上氏に、正しい「差別化」の考え方と、それをキャリアに応用する思考法を解説してもらいます。

「差別化=ただ単に他との違いをつくる」ではない

自分の強みにしようと最新の経営理論を学んだが、それが会社でまったく評価されない。コピーライティングを実践で身につけるセミナーに通ってみたが、転職の面接通過率は一向に変わらない。

【書籍】マーケティングの考え方で、本当の「やりたいこと」を見つけよう。高校生から大人まで、すべての人を応援する働きかた小説。

そんな経験はないでしょうか。実はこれ、1つは私自身、1つは私のメンティー(キャリアの相談をする人)の実体験です。

共通点は、なんとか自分を「差別化」しようとして、それに失敗しているということです。幸いなことに、その後私自身もメンティーも、「差別化」の正しいステップを理解することで無事この状況から脱出することができました。

皆さんが私たちと同じ轍を踏まないように、今からこの記事では、その「正しいステップ」について解説していきたいと思います。

「差別化」という言葉は、もしかしたら一番有名なマーケティング用語かもしれません。

仕事ではマーケティングに縁のない人でも、一度くらいはこの言葉を使ったことがあるのではないでしょうか。あるいは、私や先ほどのメンティーのように、自分自身のキャリアで実践しようとしたこともあるかもしれません。

しかし、聞きかじりの専門知識というのはだいたい誤解されています。この「差別化」も例外ではありません。

「差別化=自分だけの違いをつくること」だと考え、例えば世界で数十人しか話者がいないマイナー言語を身につけたとしても、それで給料が上がることはないでしょう。差別化といっても、ただ「違い」にだけ注目をしていればいい、というわけではないのです。

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