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東大生の「努力しても結果出ない」を防ぐ勉強法 なかなか頑張っても成果に出ないのはなぜ?

東洋経済オンライン / 2024年6月28日 13時30分

このように、それぞれのゾーンで対策を考えていくわけです。

頑張っているのに上手くいかない!を阻止する

自分の頭で考えているだけだと、ぼんやりとしたイメージだけで、すべてを「努力していないから結果が出ていないもの(水色のゾーン)」だと考えているかもしれません。

でも意外と「努力しているのに結果が出ていないもの」や、「努力していないはずなのに案外結果が出ているもの」という場合もあります。

「私はリスニングの勉強をあんまりやっていないはずなのに結果が出ているな。それならば、リスニングをもっと頑張ったら、得意になるのではないか?」とか、「英文法を頑張っているはずなのに、あんまり結果が出ないな。ひょっとしてやり方が間違っているのか?」といったように思考を巡らせることができるようになります。

この勉強法を実践すれば、「頑張っているはずなのにうまくいかない!」を防止し、努力量を可視化することで、それぞれの対策を考えることができるようになります。

努力量と結果は、必ずしも一致しません。頑張って結果が出ないこともありますし、頑張っていないことのほうが、結果が出ることもあります。

そういうときは、やり方を変えたり方向転換をしたりする必要があるわけですが、実際に勉強している最中は、なかなか自分の努力にメスを入れることは難しいですよね。

だからこそこの勉強法は、その努力量と結果を評価するものになっています。結局、たいていの物事はやれば効果が出ることがほとんどです。ではなぜうまくいかないかというと、「やっているようでやっていないから」。

よく考えると努力していないのに、「なんとなく頑張っている気がする」というふわっとした理由で努力しているかのように錯覚している場合が多いのです。それでは結果が出ないのも当たり前です。重要なのは、まず分解し、可視化することです。

もしかしたら、努力しているのに結果が出ないものの中には、順番が間違っているものがあるかもしれません。

東大生は努力を分解して整理する

英語の場合は、単語の勉強が不十分だと、いくら頑張っても英語長文は読めるようにならない、ということもあります。まずは努力が足りていない部分から手をつけるなど、順番を整理するという意味でも、この勉強法は効果があるのです。

ちなみに、同じような勉強法を実践している東大生は多いのですが、みんなたくさん手帳に「なぜこの勉強は、努力しているのに結果が出ていないのか?」ということを、「書いて」メモしています。

「ひょっとしてこういう理由があるんじゃないか、こういうポイントがダメなんじゃないか」という考察をしているのです。頭がいい人で結果を出している人であればあるほど、こういった「自分の努力を分解して整理する思考」を重視しています。みなさんぜひ、参考にしてもらえればと思います。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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