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勘違いが老化を加速「男のスキンケア」3つの鉄則 「皮脂」や「光対策」の正しい理解が健康を守る

東洋経済オンライン / 2024年6月29日 9時0分

日頃ベタつくと思っている人でも、試しにほんの1週間、保湿ケアをしてほしい。肌はバリア機能を守るために過剰に皮脂を分泌しなくなるので、赤みやかゆみが落ち着き、ベタつきも軽減されるはずだ。さらに油分と水分のバランスが保たれるようになれば、少々時間はかかるが、開いていた毛穴も目立たなくなってくるだろう。

「光対策」を万全にして、ムダな老化を防ごう

最後に「守る」という重要ステップがある。

これは日焼け止めを塗ることだが、夏だけではなく通年で対応してほしい。日焼け後のシミだけにとどまらず、シワやたるみなどの老化の原因の9割以上は、紫外線や近赤外線などの「光」によるものと判明しているからだ。

中でも地表に届く紫外線は主に2つあり、エネルギーが強く、表皮に影響を及ぼす「紫外線B波」はサンバーンという火傷を負わせる。無防備に日焼けすると赤くなり、皮むけをはじめ、ひどいときは水ぶくれや発熱などを引き起こすのは、この紫外線B波の仕業だ。

そしてもう1つ、エネルギーは弱いものの表皮の内側にある真皮層まで届く「紫外線A波」は、細胞核のDNAを破壊し、深刻な被害をもたらす。例えば、シミやシワ、色素沈着にたるみ、果ては皮膚ガンにもつながりうる。

筆者が使いやすいと感じている日焼け止めは、男性用スキンケアブランド「クワトロボタニコ」の「ボタニカル オイルコントロール & UVブロック」だ。

まず、SPF50+、PA++++と、紫外線のB波からもA波からも肌を強力に守ってくれるのに皮膜感のないジェル状で心地よいのだ。乾燥や毛穴トラブルにも対処する4種の植物エキスに加え、2種のUVダメージケア成分を配合し、美容液感覚で使える。皮脂吸着パウダーが配合されており、夏場でもサラッとした見た目をキープできるのもありがたい。白浮きせず、汗や水にも強いウォータープルーフなので、日常使いからゴルフなどレジャーシーンにも対応する。

また、注意したいのは紫外線だけではない。「近赤外線」も波長が長く、肌の深層にまで届いて肌の弾力を保つ「コラーゲン」や、それを支える「エラスチン」にダメージを与え、たるみにつながる。紫外線のように目に見える反応がないため見過ごされがちだが、その影響は大きい。

さらに、PCやスマホ、LED照明などから発せられる「ブルーライト」も真皮層にあるコラーゲンなどを作る源の「線維芽細胞」にダメージを与える。そして夜間に浴び続けると自律神経を乱し、皮膚のターンオーバーが正常に行われなくなる。

昨今はこうした近赤外線やブルーライトを防ぐ日焼け止めも出てきているので、アイテムを選ぶ際の参考にしてほしい。

健康を守るためのルーティン、それがスキンケア

ひと昔前は「男が見た目を気にするなんて」といった男性への差別意識や同調圧力があり、日焼け肌が凛々しくてカッコイイというイメージもあったが、そうした感覚は、今は昔。Z世代など環境意識の高い若者は、何の対策もせずに日焼けしている人を「知識不足で、自分の健康を守れない気の毒な人」として見ることもあるという。

スキンケアは「ときおり行うもの」ではなく、「毎日のルーティン」にして初めて効果が出るもの。年を取ってから新しい習慣を加えるのは大変なので、「健康を守るための大切な行為」と認識できたなら、今すぐ始めるのが得策だ。

藤村 岳:男性美容研究家

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