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1年切った「大阪・関西万博」現地で感じた温度差 街中では賛否両論の声、産業界の受け止め方

東洋経済オンライン / 2024年6月30日 14時0分

2023年11月にオープンした新名所・なんば広場でもイベントが開催され、「SDGsのゴール」をテーマにする、チーム関西のさまざまなブースが連なった。

なかでも、トップアスリートから走り方の指導を直接受けられる『ちびっこ走り方教室』は、子どもたちに大人気。

カメラを構える親たちに囲まれて、特設陸上トラックで張り切るキッズたちの元気な声が響いた。

SDGsをテーマにさまざまなイベントを実施

なんば広場のメインステージでは、着用しなくなった衣料品を回収し新しい衣類に生まれ変わらせる資源循環型プロジェクト『withal』、最新技術による紙のリサイクルを学ぶ『紙のリサイクルを学ぼう!』、法務省の『社会を明るくする運動』とのコラボイベントなどに芸人やタレントが登壇。アイドルグループや学生のライブパフォーマンスなどが行われ、会場全体を盛り上げた。

会場を訪れた人々は、地元で開催される万博に対して、どのような受け止め方をしているのだろうか。小学2年生の娘が『ちびっこ走り方教室』に参加した母親は、難波にショッピングに来ていたところ、たまたまイベントを見かけて、子どもが興味を持ったという。

万博に関して聞いてみると「娘はミャクミャク(大阪・関西万博の公式キャラクター)は好きですが、万博についてはまだほとんど知りません。娘の学校で万博に行く話が出ているな、といったぐらい。何が見られるのかもわからないし、子どもたちはとくに意識していないと思います」と話してくれた。

メインステージを見学していた、万博ボランティアに申し込んだという女子高生は「いろいろな国の技術が集まって、多くの国から人が来て、楽しそうって、ふんわりと感じています。例えば万博をきっかけに『空飛ぶ車』が身近に体験できるようになったら楽しそう。いままでにない新しいことを知ることができるという期待感があります」と語る。

イベントに足を運んで参加した人たちは、大阪府民のなかでも万博開催をポジティブに捉えている人たちかもしれないが、若い世代には万博に対してそれほどネガティブな感情はないことや、世界中の新しい技術や多様な文化が集まることにワクワクした気持ちを抱いていることを感じた。

イベントに参加したお笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎は「地下鉄や街中でもいろいろな掲示が増えてきたり、僕らを含めて万博で街がどう変わっていくのかを楽しみにしている人は多いと思います。肌感覚として、大阪が元気になっていく感じがありますね」と語る。

万博に対しては賛否両論の声

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