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東大合格者語る「過去問は後回し」超キケンな訳 受験や資格試験でも効率性を考えて勉強を

東洋経済オンライン / 2024年7月1日 14時0分

(漫画:©︎三田紀房/コルク)

「リスキリング」という言葉が流行るように、社会人になってからも何かしらの勉強を続けている人は多いことでしょう。しかし家庭もあれば、仕事もあり、遅くまで人付き合いもしなくてはならず、勉強をする時間がない!などと思う人も、多いのではないでしょうか? そんな忙しい社会人に向けて、30代になってから東大受験を決意して、仕事をしながら勉強を続けて、見事東大合格を果たした『あなたの人生をダメにする勉強法 「ドラゴン桜」式最強タイパ勉強法で結果が変わる』の著者、青戸一之さんが効率のいい勉強法についてお話しします。

過去問は最初にやらないと効率が悪い

大人の学び直しとして、資格試験や大学院受験などの勉強を始める人が増えています。社会人になると勉強時間が限られるため、意識したいのがタイパ(時間的効率)です。

【漫画を読む】『ドラゴン桜』桜木先生が語る、過去問の重要性

もし今から試験勉強を始めるとしたら、みなさんは何から手をつけるといちばん効率がいいと思いますか? おそらく「自分のレベルに合った参考書や問題集を買って勉強する」と考える人が多いのではないでしょうか。

確かにそれも悪くはありませんが、もっといい方法があります。タイパを考えるなら、いちばん先にやるべきなのは過去問です。『ドラゴン桜2』のマンガでも、東大受験生の2人が勉強を始めるにあたって、最初に取り組んだのがセンター試験の過去問でした。その理由はこんなふうに説明されています。

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

いかがでしょうか。まず自分の実力を客観的にデータで測ることが、合格への第一歩だと説明されていましたね。データに基づいて戦略を立てる。そのためにいちばん手っ取り早いのが過去問なのです。

たとえば、初めての土地で車を運転するとき、地図やカーナビがないまま時間通りに目的地に向かうのは非常に難しいですよね。およその距離やルートがわかって、はじめて移動の計画が立てられるわけです。

試験勉強で過去問から手をつけるのもこれと同じで、自分の現時点での実力と合格水準までの差がどのくらいあるのか把握しておかないと、どんな勉強をすべきかわからず計画も立てられません。

今の実力が何点なのか、時間内に解き切れるのか、本番で求められる知識がどれくらい頭に入っているのか。これらは実際に過去問を解いてみて初めてわかることです。その結果、どの問題集を使っていつまでに何点取れる実力をつければいいか、どんなペースで勉強を進めればいいかという目安ができるわけですね。

基礎を固めてから過去問は遅い!

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