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東洋医学で見る、寝苦しい夜を熟睡に導く「食材」 下痢がち、雨の日がだるい人に有効な朝食とは

東洋経済オンライン / 2024年7月2日 19時0分

「冷え」は免疫を低下させ、内臓の機能を弱めてしまう、とても恐ろしい症状です。慢性的な症状だからと、見過ごすのはやめましょう。したがって、臓活において大切なのは、からだの「冷え」を感じたら、そのまま放置しない、ということ。

白湯を飲む、湯たんぽを使う、自然の太陽光を浴びてからだをあたためる、などができれば良いのですが、素早く対処するという点においては、市販のカイロを使うのも良いでしょう。

その際、腰のうしろ側、尾てい骨の上あたりにある「仙骨(せんこつ)」のあたり、あるいは、おへその真裏にある「命門(めいもん)」というツボのあたりを意識して、あたためてみてください。

また、足の裏に貼るカイロなどを使って、「湧泉(ゆうせん)」というツボのあたりをあたためるのもおすすめです。

その上で、自宅に帰ったら、入浴や足湯などで、もう一度、しっかりからだを芯からあたためるよう、心がけましょう。

冷えている自覚がない、または
いつものことだと見過ごしてしまう
それが「冷え」の怖いところ

夏場の睡眠の質向上に必要な「食材」

寝苦しい夏場の睡眠対策についても、お話ししておきたいと思います。

夏場におすすめなのは、夕食に、からだの熱を冷ます力のある、夏野菜を取り入れること。これは、夏場に睡眠の質が下がる大きな理由の1つに、からだや頭に熱がこもっていることが考えられるためです。

つまり、夕食時に、あらかじめからだの熱を冷ましておくことで、スムーズに就寝できる可能性があるというわけです。

具体的には、冬瓜、トマト、きゅうりなど。お豆腐などもいいですし、食後にスイカなどの果物を、少しだけ食べるのもおすすめです。

ただし、いくら暑くても、果物の食べすぎには注意しましょう。朝ごはんに「スムージーや果物だけ」といったメニューをおすすめしない理由と同じく、からだを冷やしすぎて、別の不調を呼んでしまうからです。

夏場であっても、これだけあちこちでクーラーが効いている昨今では、冷えて血流が悪くなり、逆に夏バテを起こしてしまうこともあります。

「冷やす」のではなく「冷ます」、という感覚を意識しておきましょう。

「冷やす」のではなく「冷ます」
暑い季節でも
この感覚を忘れずに

湿気に弱い人は「下痢」になりやすい

からだを診る方の雰囲気、顔色、肌ツヤ、あるいは白髪の位置といった情報から、五臓の状態がわかります。臨床を重ねてきた経験から、傾向として見えてくるものもあれば、見えない「気」を感じ取ることで、伝わってくるものもあります。

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