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東洋医学で見る、寝苦しい夜を熟睡に導く「食材」 下痢がち、雨の日がだるい人に有効な朝食とは

東洋経済オンライン / 2024年7月2日 19時0分

たとえば、鼻筋を見ることで「肝(かん)」の弱りを感じることもあれば、小指の長さで先天的な「腎(じん)」の弱りを知ることも。あるいは、ちょっとした顔つきから、無理をしてしまう性格だなとか、雨などの湿気に弱いという傾向もわかります。

頬の肉がたるむ原因は「脾の弱り」

先日は、取材にいらした女性のお顔から、「脾(ひ)」の弱りを感じました。

「脾」は、胃と一体になって消化吸収を司る臓。「脾」が弱ると、東洋医学では昇清(しょうせい)作用といいますが、からだの気(き)や血(けつ)、水(すい)を持ち上げる力が弱くなります。

そのため、地球の引力に負けるように頬の肉がたるんだり、「脾」は湿度に弱いので、雨の日にはずしりとからだが重くなったり、症状が重くなれば下痢を引き起こすことも。

女性に体調を尋ねてみますと、「わたし、よく下痢になりやすいんです」。雨の日など湿気の多いときは、やはり、やる気も起きないのだそうです。

「脾」のゴールデンタイムは、朝の9時から11時。朝ごはんで摂った栄養が全身に運ばれる時間帯です。ところが朝ごはんを食べない人にその理由を聞くと、「朝食を食べると眠くなるから」とおっしゃる人が多いのです。

そういう人ほど脾が弱いので、最初はおかゆからはじめるなど、より朝ごはんを大切にしてほしいと思います。

下痢をしやすく、
雨の日がだるい人は
朝食から見直す

尹 生花:北京中医薬大学 医学博士

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