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「三上悠亜コラボ」批判が"ピントはずれ"の根拠 「世間に悪影響」「企業のイメージダウン」は本当か

東洋経済オンライン / 2024年7月2日 15時50分

今年の3月には、ヴィレッジヴァンガードが、セクシー女優・プロレスラーの“ちゃんよた”さんとコラボグッズを発売している。“ちゃんよた”さんは現役のセクシー女優だが、大きく叩かれるような事態にはなっていない。

三上悠亜さんはなぜ叩かれたのか?

過去の事例を見ると、このたび三上悠亜さんが叩かれたことがむしろ意外に思える。先述したように、三上さんと「CA4LA」のコラボは3回目である。批判されるなら、1回目にされてもよさそうなものだ。

考えられるのは、下記のような点である。

1. 三上さんがSNSのインフルエンサーで叩かれやすい環境にあった

2. しかも、急速に有名になり、目立ちやすくなっていた

3. 批判的なコメントに反論したり、意見表明をしたりした

4. (本件に限らず)SNSでの誹謗中傷行為が激化している

なお、三上さんのXのフォロワー数は600万を超え、2024年4月末の時点で女性部門での世界4位を記録している。

批判的な意見の中には、三上さんの影響でセクシー女優が持ち上げられすぎること、セクシー女優が憧れの仕事になることなど、子どもに対する影響を懸念する声が少なからず見られる。逆に言うと、それだけ影響力を持つ存在になってしまったということだろう。

企業のイメージダウンへの影響は?

しかし、一部の人がSNSで叩いているような、社会に対する悪影響が実際にあるかというと、そこは疑問だ。

元セクシー女優の及川奈央さんは、2008年にスーパー戦隊シリーズの『炎神戦隊ゴーオンジャー』、2010年にはNHK大河ドラマの『龍馬伝』に出演している。この件が問題になったという記憶はない。

企業にせよ、マスメディアにせよ、セクシー女優に限らず、キャストを起用する際にはリスクも考えたうえで決定する。

タレントが不祥事を起こして降板することはよくあることだが、セクシー女優を起用したこと自体が問題視されて降板となったという話は、筆者自身は聞いたことがない。

一部のSNSユーザーが言っているような、企業のイメージダウンへの影響は、実際のところほとんどないように思う。実利があるからこそ、「CA4LA」は三上さんと3回目のコラボを行ったのだろう。

今回、批判している人は、過去のことは知らないだろうから、「CA4LA」の顧客ではなさそうだ。「イメージが悪くなった」「買いたくなくなった」と言われても、そもそも彼らは顧客でないのだから、影響も限定的だ。

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