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「貯蓄から投資へ」一気に加速している納得の背景 馴染みのスローガンもついに終わりを迎えるか

東洋経済オンライン / 2024年7月3日 17時0分

個人の投資マインドの変化は、他データからも見てとれます。下図は、各世代が2020年から2022年の3年間でネット証券5社(SBI、楽天、松井、マネックス、auカブコム)に開設した口座数を表しています。

20~30代の若い世代が口座開設を大きく伸ばしていることがわかります。投資に対して怖いものというネガティブなマインドから前向きでポジティブなマインドへ変化しただけでなく、売買するための口座開設まで着実に進めているのです。

投資における「当たり前」の重要性

最後に、これらを踏まえて個人投資家の皆さんへ覚えておいていただきたいことを3つあげます。どれも当たり前のことですが、その当たり前のことを実践することが、実は投資においては大変重要です。

① 個人投資家の最大の武器である時間を味方つけること

機関投資家のように締め日というお尻が決まっているわけではありません。長期保有でじっくり資産を運用すればよいのです。また、「休むも相場」という格言はけだし名言です。

② いちかばちかの大勝負は、決してしないこと

時間を味方にできるのであれば、次に大切なのは市場に居続けることです。それには一発で即退場となる賭け事のような投機的投資をしないことです。

② 情報収集の手間を惜しまないこと

株であれ、投信であれ一度購入したらどっしりと構えて保有を続けることは大切です。しかし、何もしないことが、どっしり構えることではありません。それでは、単なるほったらかしにすぎません。最低でも年1回は、決算報告書や運用法告書へ目を通しましょう。

板倉 正幸:ディア・マスターズ代表取締役

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