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何もやらない人が口にしがち「ヤバい言い訳3つ」 知らないうちに自己イメージを下げているかも

東洋経済オンライン / 2024年7月3日 15時0分

「できたこと」を見るということは、「小さな成功体験」を確認するということ(写真:utah_51/PIXTA)

何か明確な心配ごとがあるわけでないのに「なんとなく不安な人」も多いのではないでしょうか。

「行動を変える専門家」の永谷研一さんは、「特にいま、仕事や子育てで頑張っているのに、『誰からもほめられない』『自分は何もできてない』と感じている自己肯定感の低い人は多い。そうした人こそ、心を整え、ほんの少しずつでも『前に進んでいる実感』を持つことがとても必要」と話します。

その日の「できたこと」を振り返ることで、自分を深く知り、自己肯定感を上げる科学的なメソッドを紹介する書籍『1日5分 書けば明日が変わる できたことノート』をもとに、3回にわたって解説します。

言い訳が「自己イメージ」を下げる

私はさまざまな企業や学校で、「目標に向かって行動を習慣化する」人材育成の仕事をしています。そのなかで、行動する人としない人の違いをたくさん見てきました。

【図で見る】人はうまく生きるために「純粋な心」の上にフタをし、三角形の「外に見えている自分」を使って過ごしています。

私の研修では、受講生は行動計画を立てるのですが、それだけで終わりません。

企業の研修では、受講生は全員、研修を終えて職場に戻ったあとに、私が考案したITシステムを使って、「計画した行動ができているかどうか」と、「行動について内省した文章」を記録していきます。すると各人のデータが大量にたまっていきます。

私はこのデータを、いろいろな角度で分析しています。

たとえば、「計画を立てるだけで行動をしない人」は、実際にどんな言い訳をすると思いますか? ここでは、代表的なものを紹介しましょう。

行動しない人の言い訳トップ3

① 忙しくて時間がなかった(時間不足)
② 自分のせいではない(他責)
③ 計画が悪い。来週からがんばる(先延ばし)

こうした言葉をつい日常的に使っている人は要注意。行動につながらなかった本当の理由を深く考えておらず、当たり障りのない表面的な思考をしているだけかもしれないからです。

また、言い訳が思い浮かんだとき、それを口に出すと、自分の言い訳を耳からも聞くことになります。

「思う」ことに「聞く」ことが重なり、「できない」という自分を否定するような自己イメージ(セルフイメージ)が固定されてしまいます。

これは、専門的には「ラベリング効果」と呼ぶ、自分へのラベル付け、レッテル貼りです。つまり、言い訳することで、知らず知らずのうちに「自分はできない人間なんだ」と決めつけてしまうのです。

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