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「せっかち」はうまく使えば仕事の強みになる 先回りで余裕を生み出してクオリティを上げる

東洋経済オンライン / 2024年7月3日 18時0分

たとえば、メールを書きかけで止める、梱包作業の一部を残しておくなどです。この状態はせっかちな人にとって気持ちの悪い状態なので、自然と仕事に戻ることに意識が向くのです。こうして休憩後にすんなりと作業に入れるように脳をコントロールしておくと、パフォーマンスを維持できます。

また、完了を目指して一気に詰め込みすぎてしまうと、休憩するときには疲れ切ってしまい、再度仕事モードに戻りづらくなることもあるでしょう。あえてやり切らずに、「疲れたな」と感じる前に休憩に入るぐらいがちょうどいいのです。

休憩時間が決められている職場であれば強制力が働くのでよいのですが、時間を自由に使える人の場合は、いつ休憩するか、あらかじめ自分で時間を決めてしまうのもよいかもしれません。

朝にピークを持ってくる

せっかちな人は、朝早くから行動することが得意です。私も、朝から集中力とスピード感を持ってスタートダッシュできるように、毎日次のようなことをしています。

・朝は極力「考えない」工夫をし(服装の選択肢を増やさないでおく/テレビを観ない)、ムダなエネルギーを使わないようにする

・朝食のメニューは同じにする(食パン&コーヒー)

・軽めの運動をする(以前はトレーナーYouTuberの動画。最近は縄跳び)

・オフィスに着いたらルーティンをはさみ、リズム感をつくる(グリーンに水やりをしてから、仕事に取りかかる)

そもそも朝は脳が疲れていないため、やる気があるかどうかに関係なく、仕事をトップスピードに持っていきやすい時間帯です。せっかちな人は「初動」が肝心。朝に活動のピークを持ってくることで、短時間で十分な集中ができ、生産性を上げることができます。朝からエネルギッシュな状態は、周囲に対してもポジティブな空気を作り出すことができるでしょう。

私は、今の会社の役員になった32歳のときから、始業時間よりもかなり早い、朝7時過ぎに出社して何かしらの朝活をしています(就業規則から外れる役員だからできるのですが……)。

おかげで始業時間には朝活による満足体験が得られているので、落ち着いた状態で業務に臨めています。

一日の基準を「終業時間」にセットする

朝からトップスピードで仕事をしていると、当然ながらタスクの完了が早まります。一日の後半戦にかけて、計画的にタスクが減っていくのを実感できます。

また、早い時間帯から小さな満足体験が積み重なっていくため、満足感を保ったまま、確実に仕事を達成する心地よさがあります。

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