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会話で「知らない」と決して返してはいけない理由 まずは「面白そう」と繋ぎ、相手に教えてもらおう

東洋経済オンライン / 2024年7月5日 17時30分

「それはどんなものですか? ちょっと調べてみますね」とスマホを取り出すのです。

たとえば、あまり詳しくない野球の話題を振られたとしたら、

「野球ってそんなに面白いんですか」

「どちらのファンなんですか?」

「好きな選手はいますか?」

などと聞いて、

「ちょっとスマホで見てみますね」と、その選手について検索してみます。

そして、

「へえ、こんなことが得意な選手なんですね」

「こんな記録を出しているんですね」

と自分で情報を得ながら話をつなぐことができます。相手も自分に合わせてくれたと感じ、悪い気はしないでしょう。コミュニケーションが苦手そうな相手で、それ以外にネタがない、というときも、活用しやすい方法です。

わからないことがあれば、もちろんその場で相手に教えてもらってもよいでしょう。

「それって大体どんな感じですか?」

「何となく聞いたことはあるけど、何でしたっけ?」

「実際、どんなものですか?」

などと聞いて、相手に話してもらいます。

「教えてもらう」ことで自分の話題も広くなる

たとえば私の友人には金融関係の人も多いのですが、「投資って、どうなんですかね? やっぱり危ないんでしょうか? 暗号資産はやらないほうがいいですか?」と聞くと、ある種ゾーンにハマるようで、いろいろと教えてくれます。

特に専門的な知識がある人は、ちょっと振っただけで、たくさんの話をしてくれることもあります。1時間も2時間もそのテーマで話せるような人もいて、感心します(ただし、そこまで不要なときは、上手に切り上げましょう)。

専門分野についての話を振ると、相手は自分が持っている知識を教える喜びがあるし、聞く側は、知らないことを教えてもらって勉強になります。

特に専門的な情報は、川の流れのように、高いところから低いところに流れるものなんですよね。ですから、相手が高みにいるのならば、勉強になると思って聞いてみる。すると、教養の泉がザーッと流れてきます。

学ぶ意識を持つことで、コミュニケーション力は高まり、自分の知識も増えていくのです。

話題の幅は、その人の知識の広さにも関係があります。どんな話題にもついていける人は、知識が豊富な人でもあるのです。そこで手っ取り早くネタを増やす方法を紹介しましょう。

実は「話せないネタ」というのは、単に「食わず嫌い」であることが多いのです。

その「食わず嫌い」を防ぐために、私の授業では、自分の苦手な分野や嫌いなものについて、あえて「ほめる」という練習をしてもらいます。

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