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「メンタル不調の私」が"会議"をしたら起きた幸運 「会議は意味ない」と思う人こそ聞いてほしい

東洋経済オンライン / 2024年7月5日 19時0分

そんな実体不明かつ、つかみどころもない感情は正体不明のままあなたを苦しめる。

なんせ、分からないしつかめないし謎なのだ。それはモヤモヤするだろう。

そんな時、他人と話し、そのモヤモヤを打ち明ける機会ができたとする。

あなたは相手に話すために、そのモヤモヤして不安定なメンタルの理由や原因を言語化する。当たり前である。言語化しないと人は他人と話せないのだから。

そして、言語化するといくらかスッキリすることに気づくだろう。それは単純に、自分のモヤモヤが形のある「言語」になったことで、実態がつかめたことに由来する。

「あ、今まで持っていた私の感情は、怒りではなく寂しさだったのだ」

「このモヤモヤはいら立ちではなく、相手への期待だったのか」

という感じで。

これが分かると、自分のメンタルを不安定にしているモヤモヤの実態が、言語になって明確に自分の中に落とし込まれることになる。

そして言語化されたモヤモヤに、初めて他人の意見が入ってくる。

「そのいら立ち分かるよ!」

「それは嫌だよね、私も経験がある」

などの他人のコメントを受け取ると、言語化されたモヤモヤへの解釈に自信がつく。

そうなると人は初めて、メンタルが落ち着く。

「自分の感情や思いを言語化する」、「他人の視点から意見を得る」、この2つは、自身のメンタルに安定を与えてくれるのだ。

しかし、悩みやモヤモヤといった、あなたのメンタルを左右する問題について話せる他人(家族や友人)は、必ずしも常にそばにいるわけではないだろう。それは当然であり、仕方ないことだ。

ここで考える必要があるのは、他人のいない環境下で、いかにして「自分の感情や思いを言語化する」、「他人の視点から意見を得る」、この2つの恩恵を得るか?ということだ。

それこそが今回、私があなたに提供するテクニックだ。

名付けて、「自分会議を開催する」である。

「自分会議」開催の手引き

自分会議とは、頭の中に複数の自分を召喚して、その名の通り会議を行うことである。

やり方は簡単だ。様々なことを頭の中にイメージするだけでできる。

あなたの頭の中に、以下の人を用意してほしい。

・司会進行担当
・メンタルの叫び担当
・整理と過去の事例探し担当
・解決策担当

この4人が必須だ。

それでは、自分会議を始めよう。

第一回「自分会議」のスタート!

司会「はい、それでは第一回自分会議を始めます。はじめに、メンタルの叫び担当、メンタルが今どんな状況なのか教えてくれますか?」

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