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「数に強い人」「弱い人」を一瞬で見抜く算数クイズ 面倒くさい計算は「発想の転換」でスキップする

東洋経済オンライン / 2024年7月6日 11時0分

3/50000は、6/100000なので、0.00006です。

なので、この合計は、

1+1/5+3/100+1/250+1/2000+3/50000
=1+0.2+0.03+0.004+0.0005+0.00006
=1.23456

となるのです。

1つの数を見て、複数の数を頭に浮かべる

数に強い人は、1つの数を見て、複数の数を頭に浮かべるのが得意な場合が多いです。今回の場合は「分数→小数」への変換をすることですぐに問題の答えがわかるというものでしたが、それ以外の場面でも、それ以外の変換でも、同じ能力が求められることがあります。

たとえば、みなさんは次の計算をすぐにできるでしょうか?

0.15×0.2=?

一見すると、結構難しそうだと思います。できなくはないですが、パッとは答えは出てこないですよね。それに、小数点も絡んでくるので、計算が面倒くさい感じがします。

ですが、この計算はどうでしょう?

3/20×20/100=?

「こっちの計算式であれば簡単だ」という人は多いのではないでしょうか。

3/20の分母と、20/100の分子が両方とも20なので、これが約分で消えて、3/100になりますよね。

さて、もうおわかりの人も多いと思いますが、0.15は3/20のことであり、0.2は20/100のことです。ということは、「0.15×0.2」と「3/20×20/100」は同じ計算問題なのです。なので、0.15×0.2も、3/100となります。先ほどの問題と同じように、数を置き換えれば簡単に答えが出る問題だったわけですね。

前の問題は「分数→小数」で、今回は「小数→分数」でしたが、それ以外にも、「1つの数を聞いて、複数の形で思い浮かべられるか」というのはとても重要であり、数学ができるかできないかを左右するとても大きな能力になると考えられます。

「15」と聞いて「ああ、3×5だな」「30÷2だな」と考えたり、「99」と聞いて、「ああ、100-1だな」「3×3×11か」と考えたりするような発想力がある人なのか、そうでないのか。これだけで、計算のスピードは大きく変わります。

1つの数を別の数に置き換えて考える習慣が身に付いていると、計算の工夫を上手に行える場合も多いです。どんな計算をするときにも、「より簡単な数に直してから計算できないだろうか」「この計算は、別の数に変換したときにもっと簡単にならないだろうか」という発想を持つことができるからです。

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