1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「数に強い人」「弱い人」を一瞬で見抜く算数クイズ 面倒くさい計算は「発想の転換」でスキップする

東洋経済オンライン / 2024年7月6日 11時0分

ちなみに、みなさんは「12」という数字にどんなイメージを持っているでしょうか? 12という数字は不思議な数字で、別にキリがいいわけでもないのに、世の中のいたるところにたくさん存在しています。

たとえば午前と午後は12時間で構成されています。1年は12カ月で構成されていて、12星座が当てはめられています。その上、1ダース=12という数え方もありますね。12という数は、世の中のさまざまなところで使われているのです。これは、いったいなぜなのか、考えたことはあるでしょうか?

12という数字は、2×2×3であり、いろんな数で割り切ることができます。2でも3でも4でも6でも割り切れますよね。

そして、割り切れるということは、いろんなメリットがあります。例えば、12個のお菓子があるとき、2人でも3人でも4人でも6人でも均等に配分することができますよね。

もしお菓子が10個だった場合は、こうはできないでしょう。10個のお菓子を、3人や4人で均等に分けることはできません。3人兄弟で10個のお菓子を分け合う状態だったら、余りの1つをめぐって、ケンカになってしまうかもしれません。

これと同じことが、時間でも言えます。1年は春夏秋冬の4つの季節に分割されていますが、これは1年が12カ月だからです。1年が10カ月だったら、もしかしたら四季はなかったかもしれないわけです。

「多くの数で割り切れる」というのは、さまざまなメリットがあるのです。だからこそ12という数は多くの場所で多用されていると考えられます。

数に強い人ほど「数に関する感度」が高い

同じことが、他のいろんな数字に対しても言えるでしょう。

1時間は60分ですが、60という数字を聞いて「ああ、2でも3でも4でも5でも6でも割れる数だ」と考えることができる人もいるでしょう。

1周は360度で示せるわけですが、これも60と同様にいろんな数で割ることができます。

逆に、13という数字はとても不吉な数だと言われていますが、13は素数であり、割り切ることができません。12だったら先ほども言った通りいろんな数で割り切れるわけですが、そこに「+1」が入ったことで、割り切ることができなくなっている状態です。

確かにそうすると、「不吉」と言われる理由もなんとなく見えてくる気がしますよね。

「数に強い人」というのは、このような数に対する感度が高い人だと言えるかもしれません。数字を見て、「この数はこれで割り切れるな」とか「こういうふうに置き換えられるな」という発想を持つことができると、「数に強い人」になれるかもしれません。

みなさんも、普段生きている中で見えてくる数字としっかりと向き合ってみてはいかがでしょうか?

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください