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泉・立憲民主代表の交代論がささやかれるワケ 都知事選敗北なら責任論拡大、険しさ増す前途

東洋経済オンライン / 2024年7月6日 9時30分

そもそも、泉氏はかねて、次期衆院選での政権奪取の前提として、維新や国民民主と連携した非自民連立政権構想(ミッション型内閣)を掲げてきた。これに対し、維新、国民民主両党は、「基本政策での一致がない限り、連立政権樹立は困難」(維新幹部)という立場で、岸田首相の一連の反撃は「まさに最大の弱点を突いた」(自民幹部)格好だ。 

泉氏は党首討論終了後、記者団に対し「(岸田首相の発言で)印象に残ったところはない」とことさら強気を装ったが、立憲民主内部からも「残念だが、泉氏の判定負け」(幹部)との声が漏れていた。

蓮舫氏が「大差」敗北なら、“七夕の悪夢”に

そうした中で、泉氏の代表再選の可否を決めかねないのが、国民的大騒ぎを巻き起こしている都知事選だ。というのも、各メディアや主要政党が選挙戦終盤に実施した情勢調査の多くが「小池氏がリードし、伸び悩む蓮舫氏は石丸氏との2位争いも接戦に」という予測を立てている。もちろん、「選挙は投票箱の蓋が開くまで分からない」(都選管)が、「無党派層の支持の低さなどから、終盤に来ての蓮舫氏の失速が目立つ」(選挙アナリスト)のは否定できない。

このため、「最強の候補を擁立したのに、小池氏の足下にも及ばなかったとなれば、共産党との選挙協力も含め、党執行部の責任が問われる」(党若手)ことは避けられず、「泉氏にとって“七夕の悪夢”になりかねない」(同)のが実情だ。

泉 宏:政治ジャーナリスト

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