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浴室リフォームを決意、どんな補助金が使える? 「省エネリフォーム」に関する補助金は多い

東洋経済オンライン / 2024年7月7日 8時50分

これに加えて、東京都の場合、一定水準のエアコン、冷蔵庫、給湯器、LED照明器具を買い替えた場合、「東京ゼロエミポイント」がもらえる。省エネ性の高いエアコンに買い替えれば、省エネ性や冷房能力によって9000ポイントから2万3000 ポイントがもらえる。

なお、現行(2024年9月30日までの購入分)の制度ではポイントは商品券とLED割引券として提供されるが、2024年10月以降は登録された店舗で買い替えると、店頭で値引きされるように変わる予定だ。

子育てエコホーム支援事業では対象のエアコンを設置するのが条件だが、東京ゼロエミポイントは買い替え(既設を処分して対象商品に交換)が条件となるので注意したい。

補助金はそれぞれに手順が異なり予算枠も

さて、補助金は減税と異なり継続的なものではなく、毎年国や自治体が、補助事業の詳細を決めて、それぞれ予算を確保して実施するものだ。そのため、年によって補助対象の条件が厳しくなったり拡充されたりといったこともあれば、その年の予算枠に達した段階で補助が受けられなくなったりする。翌年にはその補助事業が実施されないということもある。

手続きなどもそれぞれの事業によって異なる。たとえば、子育てエコホーム支援事業では、適用条件が一般の人にはわかりづらいこともあり、事前に補助事業に登録した事業者が申請を代行する形になっている。そのため、リフォームを依頼した事業者が登録事業者でなければ、補助は受けられない。

また、東京都の補助事業では、契約前に事前に申請が必要で、工事を実施した後で申請しても対象にならない場合が多い。また、東京ゼロエミポイントは、購入店舗などがサポートはしてくれるものの、購入した人が自身で申請することになる。交換前と交換後のエアコンの型番などを撮影する必要もあるので、うっかり撮影し忘れると申請ができなくなる。

したがって、補助制度に関する情報を的確に集めたうえで、補助金の対象となるかだけでなく、予算枠や手続きの手順などにも注意を払う必要がある。リフォーム事業者にあらかじめ補助金を使いたいと伝え、よく相談することも大切だ。

リフォームには当然ながら費用がかかるが、補助金や減税などで一部を取り戻せば負担を軽減できる。「補助金がもらえることを知らなかった」「補助金がもらえると思っていたのにもらえなかった」といったことのないように、しっかり確認してほしい。

山本 久美子:住宅ジャーナリスト

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