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内向的な子に「やってごらん」より大事なこと 子どもの性質を確認、短所と誤解しないように

東洋経済オンライン / 2024年7月8日 16時0分

子どもの好きなことを目いっぱいさせてあげることは大切です。

好きなことがひとり遊びだと、親はつい「外でお友だちと遊んだら?」と思ってしまいますが、子どもの「好き」は何よりの宝物で、内向型とHSC型の子どもにとってはいっそう大切なものです。

なぜなら、誰にも邪魔されず存分にこころと身体を遊ばせる時間が、子どもの思考力・創造力・自律心を育むからです。

子どもが好きなことに没頭できるように、時間と場所の確保や物品の準備に快く協力してあげましょう。また、親が一緒に遊んだり、興味を持って子どもの作品を眺めたりするのもよい方法です。

③ 子どものペースを尊重

内向型の子どもは自分のやりたいことやペースを尊重してもらえないと、強いストレスを感じます。

イライラしたり、物事を投げだしやすくなったり、口ごたえが増えたりすることもあります。たとえ要領が悪く不器用に見えても、子どもが自分でやりたいという気持ちを尊重してあげてください。

逆にHSC型の子どもは、周りの意向をキャッチして合わせてしまいがちです。大人側が気をつけて、子どものペースを守る必要があるでしょう。

④ 子どものいいところを認める

子どものいいところを見つけて、認めてあげましょう。内向型・HSC型の子どもには、たとえば次のような長所があります。

【内向型のいいところ】

●自分なりの考えがある

自分で理解・推測をして、慎重な行動をとり、自分なりのやり方にカスタマイズします。いつも見直しをして、よりよい方法を模索します。

●独自の世界観がある

内向的な子どもは、なんでもよく考えます。人に言われたことや教わったことを鵜呑みにせず、自分にとっての意義や価値をよく考えてみたいのです。それが独自の世界観を生みだします。

●責任感がある

自分のことは自分で決めたいと思っています。決めたら納得するまでやり抜きます。芯が強く、流されず、妥協しません。人当たりがよいほうではありませんが、裏表のない誠実さから周りに信頼されます。

●葛藤する力がある

葛藤というのは、何か2つ以上の大切で譲れないことがあるときに、悩んで考えることをいいます。葛藤するためには、2つ以上のことを抱えて考えるだけの内面の容量が必要です。

内面に十分な余裕がなくて葛藤できないと、安易に楽なほうを選んだり、他の人の意見に流されたりします。

【HSC型のいいところ】

●人の気持ちがわかる

人の気持ちを理解するのが得意です。「相手がどのような気持ちでいるのか」「笑顔だけど心配事があるようだ」「顔にはだしていないが何か怒っているようだ」など、隠された気持ちや複雑な気持ちに気づきます。

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