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「カフェふくろう」がお手本、認知症の人の働き方 「社会参加型の介護施設」目指す新たな取り組み

東洋経済オンライン / 2024年7月10日 14時0分

いずれも高齢化率が高まる山間部の過疎地域であり、また認知症の人に対する偏見がいまだ根強い。

だが、BLGの活動によって変化してきたそうだ。BLG諏訪代表の藤森史考(ふみたか)さん(45歳)は、「『認知症になっても、自分ができることをしていきたいわ』という声をたびたび聞くようになりました」と話す。

認知症の状態に応じて環境調整をすれば、できる作業はある。介護保険サービスを提供する事業所には、その対応力がある。

地域で介護が必要な人が活躍できる場、地域貢献できる機会を作る事業所が増えれば、地域の「認知症」に対する考え方が変化していくことを、BLGの取り組みは証明している。
 
*1 100BLGプロジェクト全体のルール。


*2 労働の対価となる謝礼が労働基準法第11条に規定する賃金に該当しないこと、および、介護サービスの事業所が利用者を見守り、活動の謝礼を事業所が受領しないことで認められた(若年性認知症施策の推進について、平成23年4月15日付)。
*3 当初は、井原市社会福祉協議会「農福環境ボランティア連携サポートセンター」に登録し受注した。昨年、同協議会担当者が退職した後は、一般社団法人mimoza(井原市)が設立され農福連携が続いている。地域からも受注している。

福原 麻希:医療ジャーナリスト

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