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スーパーのチラシを見る人の投資力が上がる理由 日々の価格チェックがなぜ投資に役立つのか

東洋経済オンライン / 2024年7月10日 17時0分

(写真:けむし/PIXTA)

「投資は、主婦の私には難しそう」「特別な勉強をしないと失敗しそう」と思って、投資を始める前に諦めてしまっている人もいるかもしれません。実は、普段の生活の中に「投資力」を鍛えられる場面はたくさんあります。

日常生活の中に投資力を身につけるヒントがあることを紹介した、角田和将さんの著書『お金が増やせるのはどっち?投資家思考の鍛え方』より一部抜粋・再構成してお届けします。

投資力が鍛えられるのはどっち?

A 新聞の株価を見る

B スーパーのチラシを見る

投資を始めるうえで、「新聞に載っている株価の一覧を見なければならない」と思い込んでいる人もいるかもしれませんが、そうではありません。確かに株価の一覧を見ることは勉強になりますが、理解するのは難しく、習慣にするのはなかなか厳しいものです。人は、よくわからないことには興味が湧きません。スーパーのチラシであれば身近で、構えることなく見ることができます。

決断すべきときにちゃんと決断できれば、大きな損失を抱えずに済みます。どんな場面で、どんなアクションを取ればいいのか、判断できる能力をしっかり身につけましょう。

そこでおすすめなのが、新聞の折り込みチラシです。特にスーパーのチラシにある食品に関するものをチェックすると、投資力が鍛えられます。新聞を取っていない人は、各スーパーの公式サイトに掲載のWEBチラシ、または「シュフー」「トクバイ」「クラシルチラシ」などのサイトでチェックできます。

スーパーの折り込みチラシにある食品こそ、注目すべき商品です。特に生鮮食品は、天候や収穫量によって値段が左右されやすく、市場の動きとの関係性もわかりやすく出るからです。

たとえばレタスを思い浮かべてください。冬期は値段も高く、一玉250〜300円ということもザラ。しばらくして安定して採れるようになると、一玉100〜150円くらいまで下がり、手に取りやすい価格になってきます(2024年時点)。

そのほかの野菜も同様で、年中収穫できる野菜は別ですが、季節野菜は価格の変動があります。天候に恵まれて豊作となったときは価格が下がりやすくなり、反対に、台風などの災害で被害を受けたときは価格が上がりやすくなります。

野菜や肉の値段から投資のシミュレーションができる

スーパーのチラシで食品(特に生鮮品)を見ていると、「今日はサンマが安い」「あれ、牛肉が高くなっている」など、意識的に価格をチェックするようになります。それが、結果的に投資力を鍛えることにつながるのです。

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