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70歳を越えたら実践すべき5つの「お金の作法」 シニアにとって大切なのは「足るを知る」の境地

東洋経済オンライン / 2024年7月11日 17時0分

この「……」の時間に冷静になって、色は違うけど似ている感じのシャツ持っているじゃない! と思い出す。買わずに済んでセーフ!

もちろん、本当に目を奪われるほど気に入ったとか、ずーっと探してたイメージ通りのシャツだったら、1万円崩しても構わないんです。セールが罠、半額は悪魔のささやき(笑)。

これがカードだと、あれこれ葛藤する間もなく買えちゃうから、セーフティネットが働かないということです。

ちなみに、私は、クレジットカードも最小限しか使わないうえ、ネットでモノを買いません。さすがに、ホテルの予約とかでは利用するけれど、モノは実物を見ます。

目利きかどうかは分からないものの、自分が本当に出合うべきモノとは、さしで出合って(できれば)現金で買いたい。結果、たいていの購入品と長く気分よく付き合えるから、日割りにしたらかなりコスパがいいんじゃない? というのが私なりの節約術なんです。

定額購入をやめ、買い物は「一期一会」の姿勢で

これまでの定額購入といえば、通販とか頒布会といったイメージでしたが、今やサブスクリプション(略してサブスク)が一大ブームのようです。

前者とサブスクの大きな違いは、その扱うものの範囲の広さ。例えば、音楽や動画配信、本や雑誌、漫画、飲食、ファッションなどなど。

なんと20代の70%はサブスクを利用していて、年代が進むごとに率は下がりますが、60代以降も30%程度の人は何らかのサービスを利用しているようです。

通販や頒布会全盛時代を経てしばらくは、仕事と家事で忙しかった私もいくつかの定額購入をしていました。生活消耗品系が主でしたが、たまには趣味の小物作りシリーズみたいなものも(暮らしの潤い目的に)注文していました。

しかし、たいていカタログに載っているようにはおしゃれに作れず、すぐに次が届いて重荷になり解約も手間がかかり、クヨクヨ。

以降は、小さな会社名義で毎月注文しているもの(飲料や事務用品など)はありますが、私個人での定額購入はやめました。

母が亡くなったあとにも、いくつか入っていたらしい通販の解約に手間取り、サプリや器シリーズなどが箱から出されないまま実家に残っていたのを見つけたりで、流行りのサブスク(例えばお花の定期便など)に興味はあるけれど、これからもシンプルに「一期一会」的にサシで買う姿勢でいきます。

「活用しなくちゃ」「解約しなくちゃ」のどちらのプレッシャーも、今の私にはないのでストレスが減りました。

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