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東大生「これで成績伸びた」理解深まる凄い復習法 アウトプットとインプットどちらを重視する?

東洋経済オンライン / 2024年7月12日 11時30分

成績がアップする超効果的な復習法とは(写真:よっし / PIXTA)

受験勉強や資格試験、勉強しているのになかなか成果に結びつかないことはありませんか。頑張っているのに結果が出ないのはなぜなのでしょうか。『自分にあった方法が見つかる! 勉強法図鑑』を上梓した、カルペ・ディエムの永田耕作さんが努力が実を結ぶ勉強法をお話しします。

成績が伸びる人、伸びない人の違い

成績が伸びる人と、伸びない人の違いはどこにあるのか。そんな疑問を、誰しも一度は考えたことがあるでしょう。

【写真】『自分にあった方法が見つかる! 勉強法図鑑』(西岡壱誠、東大カルペ・ディエム著)では、本当に使える勉強法50を選出して図鑑化。

僕は全国各地の学校で講義やワークショップを行っているのですが、そこで出会う中高生からも、「毎日コツコツ勉強しているのに、なかなか成績が伸びない」「一度学習して覚えたつもりになっているものも、時間が経つと忘れてしまう」といった話をよく聞きます。これは何も勉強に限ったことではなく、仕事の場においても同じことが言えるでしょう。

ではどうすればいいのか。その答えはシンプルで、「アウトプットを工夫する」ことです。

勉強でもビジネスの場でも「インプット」と「アウトプット」に関しては、どのようにバランスを取るかなど、さまざまな議論があります。

「インプット」とは、書籍や講義などから知識や情報を得る過程のことを指します。つまり、言われたことを理解したり、本で読んだことを自分自身に落とし込んだりして、自分の知識量を増やすことを意味しています。

それに対してアウトプットは、得た知識や情報を使って問題を解いたり、他人に説明したりする過程です。自分が持っている知識を活用する力が重要となります。

このように説明されると、勉強や仕事では「インプット」のほうが大きな割合を占めるのではないかと思う人も多いでしょう。もちろん、高い質のアウトプットを行うためにはその土台となるインプットは不可欠です。

しかし、アメリカのコロンビア大学の研究では、物事を理解する、記憶する際のインプットとアウトプットの比率は「3:7」が望ましい、という結果が示されています。つまり、この研究結果に基づくと、アウトプットのほうがインプットよりも2倍以上の時間を費やす必要がある、と言えるのです。

アウトプットを重視した勉強法は?

このような研究結果から、昨今の日本の教育では「アウトプット」を重視する動きが広まっています。

近年教育業界で盛んに用いられている「アクティブ・ラーニング」という言葉も、「先生が一方的に講義をするのではなく、生徒が能動的に授業に参加する」ことを指すため、この「アウトプット」を重要視している教育法であることがわかるでしょう。

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