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東大生「これで成績伸びた」理解深まる凄い復習法 アウトプットとインプットどちらを重視する?

東洋経済オンライン / 2024年7月12日 11時30分

一方で、この「アウトプット」は、「インプット」に比べると、なかなか自分でも応用できる勉強法を生み出しにくい、という課題点があります。

例えば「インプット」であれば

・授業を受ける
・単語帳を進める
・参考書(解説本)を読む
・問題集の問題を解く

というようにさまざまな方法論がありますが、アウトプットはその名の通り、何かを「読んだり」「受けたり」する受け身の姿勢では、成立しないものなのです。

では、どうすればよいのでしょうか。僕が高校生の頃に実際にやっていたアウトプットの方法論を紹介します。

それはズバリ、「人に教える勉強法」です。

「人に教える勉強法」のポイントは、授業や参考書などで学習した内容を、自分自身で噛み砕いて周りの人に説明するということです。この「自分自身で噛み砕いて」というところが非常に重要になります。

学校でのグループワークや、会社でのプレゼン発表など、人前で何かを相手に伝えたことがある人は共感していただけると思いますが、「人に伝える・教える」ためには、自分自身でその内容を理解することが必要になるのです。

自分の中で曖昧な部分があると、相手が困ってしまったり、誤解してしまったりすることがあります。

だからこそ、「人に教える」のは一見相手のためになっているように見えて、それ以上に自分の勉強につながるのです。

授業内容バッチリ復習できる勉強法

僕は高校生の頃、実際にこの勉強法を実践していました。クラスメイトと4人組を作り、授業ごとに先生役になる人を決めて、授業内容を説明する、といったやり方です。これで、それぞれの授業の復習をしていました。

この復習法には次のようないくつかのルールが定められています。

・4人が偏りなく順番に「先生役」を行う
・先生役が授業の内容と重要なポイントを3分以内に説明する
・聞き手は、わからないところがあったら遠慮なく質問する

このルールを決めることで、先生役となった人は、授業後にきちんとその内容を説明するために授業を能動的に受けるようになります。

それだけではなく、先生役以外のメンバーも、授業後の説明が正しいかどうかをチェックするために、授業に集中するようになるのです。結果として、この教え合いを行っていたメンバーは僕も含めてみんな成績が伸びていきました。

「勉強」という言葉を聞くと、堅苦しいイメージを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、実際にいい成績を収めている人は、さまざまな勉強法を楽しんで実践している人が多いのです。

永田 耕作:現役東大生・ドラゴン桜チャンネル塾長

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